【スポンサードリンク】
  


今回は自戒の念を込めて。


カウンセリングでは時折、ものすごい展開を見せるケースがあります。

また、カウンセラーが働きかけて、それでクライエントが良くなったというケースというのもあります。


その時に、カウンセラー自身が「俺はすごいカウンセラーだ。だって、こんな風にクライエントを解決に導いてやったんだから」と思ってしまうと、それは大きな誤りです。


カウンセラーの働きかけによって、クライエントが動いたから、ケースが進展しただけです。


もしくは、カウンセラーにそういう働きかけをする力をクライエントが持っていたというだけです。


河合隼雄は「カウンセラーにそういう働きかけをさせる力をクライエントが持っていただけだ」と説いています。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

カウンセリングの実際問題 [ 河合隼雄 ]
価格:2160円(税込、送料無料) (2018/6/1時点)

河合先生の言葉はこの本の中に書かれています。

まさにカウンセラーの名言の一つだと思います。


思えば、カウンセリングというのは不思議な行為です。

カウンセラーは基本は何もしないスペシャリストです。

(誤解のないように言わせていただくと、カウンセラーは全く何もしないわけではありません。クライエントを見て、アドバイスをしたり、心理療法を働きかけたりすることもたくさんあります)


カウンセラーと話をしていくうちに、どんどんとクライエントが自分の中でいろんなことを気づいていき、それによって進展が生まれます。


それはクライエントの中に悩みを解決できる力があるからこそできることなのです。


カウンセラーの仕事は簡単に言えば、その力を上手に引き出すことだけです。


結局のところ、クライエントが頑張ったからこそ、良くなるという結果が生まれます。


カウンセラーはすごくありません。

結局はクライエントがすごいから、カウンセリングがうまくいったんだということです。


そこに謙虚になれることが、本物の心理臨床家だろうと思います。


このことを胸に込めて、明日も仕事を頑張りたいと思います。



スポンサーサイト
2018.06.04 Mon l カウンセラーになりたい人へ l コメント (0) トラックバック (0) l top

先日、仲間内に事例検討会に参加しました。


私が数年前に関わったあるケースを発表し、それに対してフォロワーからたくさんのコメントをいただきました。


本当にありがたいです。

おかげさまで、私自身かなり整理することができました。


今回のケースは不登校のケースだったのですが、かなりナイーブな内容なので詳細は省かせていただきます。


ただ、思ったのはSC(スクールカウンセラー)は組織の状況にかなり敏感になっておくべきだということです。


クライエントのアセスメントや教師のアセスメントも大切ですが、それ以上に組織のアセスメントがかなり必須だなとしみじみ感じました。


例えば、管理職と教職員の関係が悪い場合、どんなに良い先生が子供を対応したとしても解決は難しくなります。

また、組織の雰囲気が悪いと、そのまま子どもや保護者に伝染してしまうため、状況が悪化してしまいます。


家族療法にシステムズアプローチというのがありますが、本当に子どもを取り巻く学校システムがどうなっているのか、その視点をしっかりとつかんでいくことの大切さというのを感じました。

↑家族療法の名著です。私自身読んでなんどもうなずきました。


問題が起こっても学校の機能が正常に働いている場合、解決は割とスムーズです。

しかし、学校機能にどこかしらエラーが働いていると、問題がより一層こじれてしまうことがあります。


今回提示したケースはまさにそうしたケースで、私自身もがむしゃらに取り組んだ思い入れの深いケースの一つでした。


そうしたケースからさらに学べたことに本当に感謝でいっぱいです。


2018.06.01 Fri l スクールカウンセリング l コメント (0) トラックバック (0) l top

こんにちは。


久しぶりの投稿です。


カウンセリングとは、傾聴・共感が大切ですが、傾聴・共感=カウンセリングというわけではありません。


もちろん、私もカウンセリングを学び始めたときは、必死に傾聴・共感の練習をしました。


しかし、経験を積むうちに、それらはクライエントの支援のツールとして使うもの・・・という風に認識が変わってきました。


心理カウンセリングの目的は、心理的な知識や知見を使って、クライエントの援助をしていくということです。


その中で、夢分析や認知行動療法、フォーカシング、ゲシュタルト療法など、多くの心理療法やテクニックを使います。


大切なのは、それらはツールであり、それ自体がカウンセリングではないということです。


多くのカウンセラーは、傾聴・共感=カウンセリングと考えがちですが、それらをどうクライエントの支援に役立てるかがとてもたいせつなのです。




2018.05.02 Wed l カウンセリング考察 l コメント (0) トラックバック (0) l top

久しぶりの投稿ですね。


皆さん、いかがお過ごしでしょうか?


私は毎日忙しく、楽しくやっています。


ただ、こういう状態なので、カウンセリングの依頼が来るのですが、お断りするしかない状況です。

本当に申し訳ないです。


最近思うのですが、私は本当に「自分というのがないな」と思っています。


自分自身の考えがないというか、自分というのがないです。


でも、それが自分の一番の強みではないかと、最近は強く感じるようになりました。


自分を持つのは非常に良いことだと思います。


それ以上に「自分を捨てる」というのも生きていくうえでとても大切なことです。


自分を捨てるというのは周りや世の中が持っていることに自分を合わせていくということ。


言い換えれば、人のために考えていくということ。


これができるようになると、生きていくのは非常に楽になります。


自分を必要以上に持ってしまうと、それは「我欲」となります。


我欲は周りを考えないで、自分中心で考えていく生き方に切り替わります。


こうなってしまうと、非常にストレスフルな人生になってしまいます。


そうではなく、「自分は周りに助けられて今を生きているんだ」と考える生き方。

そして「だからこそ、周りのために生きていかないといけない」と考える姿勢。


これを身に着けることが、自分を捨てるということであり、結局のところ、「自分がない」という生き方につながります。


「自分がわからないから、どうしていいかわからない」と考えている方。


逆に自分を捨てて、他人のために生きるという考え方にシフトしてみると、いいのではないでしょうか。


そのためには、「どれだけ自分が周りに活かされているか」を振り返り、感謝してみましょう。


感謝ノートをつけるといいかもしれません。


自分がないということは、それだけ周りのために動くことができる才能があるということ。


そうした考え方も時にはいいかもしれませんよ。



2018.03.11 Sun l その他 l コメント (0) トラックバック (0) l top

先日、公認心理師現任者講習のテキストをAmazonネット注文しました。


↑クリックするとAmazonのホームページに飛びます。


4000円はするので、結構お財布が痛いのですが、試験対策のために買いました。


公認心理師の試験はおそらく1回目なので、そこまで頑張らなくても合格しやすいのではないかと思います。


ただ、油断は禁物なので、やはり試験勉強はある程度した方がいいでしょう。


ちなみに、試験内容は事例問題がたくさん出るとのことです。


事例については、臨床心理士試験の過去問を中心に抑えていくしかないのかなと思います。



まあ、この公認心理師は、今のところは臨床心理士や学校心理士などの資格を持っていて、すでに現場で働いている人ぐらいしか意味がない資格でしょう。


今後はカウンセリングや心理検査の保険点数化や、福祉施設や公的機関、スクールカウンセラー等では「公認心理師必須」というのがでてくるでしょうが、それはまだまだ時間がかかる話です。


なので、公認心理師「だけ」で仕事に就けるというのは現状は難しい話だと思います。


公認心理師+臨床心理士や学校心理士、臨床発達心理士など、他の心理士資格と併用して、やっと使える資格・・・というのが現状のようです。


国家資格化になって、どうクライエントの益になるのか、どんな体制が作られるのか、今後に期待したいところです。



2018.02.02 Fri l 公認心理師 l コメント (0) トラックバック (0) l top
【スポンサードリンク】


    スポンサードリンク
   

アンチエイジングの意味