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こんばんは。

今日は関西国際大学にて
「カウンセラーのための研修」
というのに参加してきました。

テーマは
「トラウマの最新治療」でした。

私は正直トラウマ治療については
あまり関心はありませんでした。

参加したのも
たまたま仕事が休みだったのと、
参加費が千円という格安だったのと、
さらに臨床心理士のポイントが加算される
からという理由です。

しかし、
参加してみて、非常に勉強になりました。

トラウマ治療、トラウマ理論は
ここまで来ているのかと、朝の講演から
興奮の連続でした。

ちなみに、講師の先生によれば、
トラウマ、PTSDと言うのは、
「人間にしか起こらない」ものだそうです。

(これはびっくりでした)

危険な状況を回避するのに
体内でアドレナリンが大量に出ます。

言い換えれば、体内で大量の
エネルギーを出しているということです。

そして、危機的状況が去った後は、
そのエネルギーは余っていて
体内に残っていることがほとんどです。

人間を除く動物は、危機状況が去った後
すぐにブルブルと震えることで
エネルギーを外に発散します。

しかし、人間は周りの目や、
「今はそういう時じゃない」という
理性によって、そうしたエネルギーを発散することは
押さえられてしまうのです。

その結果、余ったエネルギーが体内で
暴走し、自律神経が乱れてしまいます。

この時に現れる症状が
トラウマ、PTSDだそうです。

午前の講師の藤原千枝子先生は
こういうPTSDを解消するために
ソマティック・エクスペリエンスという
身体と心を統合する治療法が有効であると
お話しされていました。


↑詳しく知りたい方はこちらを。
藤原先生が訳された本です。
私はすでに衝動買いをしてしまいました(笑)

その後は森田療法を取り入れたトラウマ治療や
ドッグセラピーを併用したEMDRなど、
本当にトラウマ治療の最前線のお話を
聴くことができ、非常に勉強になりました。

これで1000円でポイントがもらえるなんて
安すぎるくらいです。

8000円くらいとってもいいのではないかと思います。

それくらい密度の濃い研修でした。

ちなみに、森田療法は認知行動療法や
リアリティセラピーと非常によく似た心理療法です。

森田療法をリアリティセラピーに取り入れると、
幅がさらに広がるのではと思いました。

あと、3つの講義を聴いて、
トラウマ治療のキー概念ですが、
私は「感覚統合」「体と心をつなぐ作業」
が大切になるのではと思います。

この辺りは、まだまだ整理がついていないので、
徐々に整理して自分の中で落とし込んでいきたいと
思います。

まあ詳しくは2月21日の研究会
お話ししますので、そのころにお越しくだされば
詳しく教えます。

ここ最近、研修会に恵まれているので
本当にラッキーです。



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2015.02.15 Sun l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
今回の記事は小渕さんの記事に
影響を受けて書いています。

私はうつ病の方(多くは抑うつ状態ですが)の
カウンセリングを多く経験しています。

その中で、非定型うつ病だろうという人の
カウンセリングも多く経験しました。

(正式に言えば、非定型うつ病という診断名は
ありませんが・・・)

ちなみに、怒りから生じる非定型うつ病の方の
多くが甘いものを食べてしまうという傾向が
あることをご存知でしょうか?

非定型うつ病は通常のうつ病と違って、
以下の特徴があります。

○憂うつな気分だが好きなことには元気が出る。

○夕方から夜にかけて具合が悪い。

○いくら寝ても眠い、過眠傾向

○食べ過ぎる、甘いものを欲しがる、体重増加。

○イライラ、不安が止まらない。

さて、上記の特徴は
分子栄養学的に見れば、怒りによる低血糖状態
非常に関係があります。

非定型うつ病の方とお話をすると、
大抵のケースで「怒り」があります。

例えば、職場への怒り。家族、配偶者への怒りなど。

こうした怒りが出ると、最初に脳内の指令として
アドレナリンが過剰に分泌されます。

アドレナリンは肝臓を刺激し、グルカゴンから
グリコーゲンを大量に作り出します。

その結果、血糖値が増加します。

すると、膵臓からインシュリンが分泌され、
血糖値が大幅に下がります。

そうなると、今度は血糖値が下がり、
低血糖状態になります。

すると、今度は血糖値を上げるために、
「甘いもの」を欲するようになります。

そうなると、今度は血糖値が不安定となり、
アドレナリンとインシュリンが交互に
分泌されるようになります。

ちなみに、非定型うつ病の方で
胃の周辺の痛みを訴える人は多いです。

また、低血糖症状のため、いくら寝ても
眠さ、だるさ、しんどさは続き、過眠状態となるのです。

ちなみに、非定型うつ病は20~30代に
多いとのことですが、この年代は
社会の理不尽さに一番
巻き込まれやすい年代です。


彼らのカウンセリングをしていると、
大抵はこうした理不尽さによる怒りがあります。

あと、怒りとは関係のない状態になれば、
うつ症状は軽減することが多いです。

だから、楽しい時間は楽しむことが可能です。

しかし、怒りの原因となる状況に向き合うと、
怒りが再燃し、そのため上記の非定型うつ病の
症状が出てしまいます。

この辺り、新型うつ病の人と似ているかもしれません。

まあ、上記の症状は低血糖によるところが大きいので、
内科の検査をとっても、異常は見られません。

しかし、分子栄養学的に見れば、確実に
体の中で大きな変化が見られることが多いのです。

興味がある人は
5時間糖負荷検査を受けることをお勧めします。

もし、怒りから上記の非定型うつ病の症状が
出ていると思われたら、できるだけ早めに
カウンセリングを受けることをお勧めします。l

怒りのコントロールをすることで、
上記の症状を抑えることは可能です。

興味がある方は、小渕さんの
アンガーマネジメントを学んでみるのもいいでしょう。



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2015.02.08 Sun l 精神科臨床 l コメント (3) トラックバック (0) l top
ようこそお越しくださってありがとうございます。

私はカウンセラーをしているので、訪れる人は心理的な問題で悩んでいる人たちです。

基本的に病気の人は、医者に診てもらうように勧めています。

さて、ここで質問です。

「病気の人」 と 「心理的な問題で悩んでいる人」

両者の違いはなんでしょうか?

カウンセリングに訪れる人は、自分が抱いている症状は「病気」だと信じていることが少なくありません。
例を挙げれば、「めまい」で悩んでいるとします。
病気だろうと思って、病院に行っていろんな検査を受けるのですが、どこも異常なし。
医師からはメニエール病や自律神経失調症など、「ストレスからくるのでは?」と言われます。
要するに「医学的な問題はないから、おそらく心の病気だろう」ということです。
心療内科にも行きますが、同じようなことを言われて、抗不安剤やめまいに聞くお薬を出されて終わりです。病名として「身体表現性障害」という診断名がつくでしょう。

それでも「めまい」は治まりません。どんどんひどくなっていくような気さえします。

そこで、カウンセリングに来るのですが、話しているうちに1つの事実を発見します。
それは、その人が夫婦喧嘩をして、配偶者に暴言を言った後に、決まって「めまい」が起こるということです。しかも、めまいは1週間ほど引きずってしまうということが話しの中で見えてきました。

※上記は架空のケースで、モデルはありません。ちなみに、私は許可をもらわない限り、ブログや公共の場で実際のケースの話をすることは絶対にありません。

つまり、出来事があって、めまいという症状が起こっていたのです。
これは心理的な問題が原因です。

ここで、先ほどの答えを私はクライエントに伝えます。
「もし、あなたの症状の原因が病気であれば何もできない。
しかし、心理的な問題が原因であれば、話は別。
自分の力で変えていくこと、治していくことができるよ

病気であれば、治し方は薬や療養や手術しか方法がありません。
自分の力で何とかすることは難しいでしょう。
もし、めまいの原因が脳に問題があれば、自分でできることはなく、お薬を飲んだり、手術をしたり、良くなるまでじっとするしか方法はありません。

しかし、心理的な問題であれば、自分で考えて対処法を見出して、実践していけば確実に改善することができます。
上記の例でいえば、夫婦の状態を見直してもらい、夫婦関係を改善するか、もし難しければどうしていくかをカウンセリングで話し合うことができます。仮に夫婦関係が改善し、イライラして暴言を言わないような考え方や対処法が身につければ、めまいという症状は改善することができるでしょう。

ただ、上記はあくまでも一例です。
ストレスもなく、人間関係も良く、問題なく過ごしているのに、めまいが出た場合は、まず病気を疑うべきです。
そうでないならカウンセリングで心理的な問題があるかどうかを探していくことが必要です。

ただ、ここで覚えてほしいのは、
心理的な問題が原因であれば、必ず自分の力で改善することが可能だ」ということです。
人間には自分の力で問題を乗り越える力を持っています。

私はそれを信じて今日の臨床も頑張りたいと思います。

読んでいただいてありがとうございました。



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2014.08.25 Mon l 精神科臨床 l コメント (8) トラックバック (0) l top
「医者は話を聞いてくれない」

そう言った不満を多くの方から聞きます。

「医者にいろいろと相談したいけど、適当に流されてすぐに薬の話をされるので、本当に嫌気がさした」という話はカウンセリングをしているとよく聴きます。

私は「そうですか」と話を聞き続けます。

確かにせっかく精神科・心療内科へ行こうと心に決めて門を叩いたら、医者は全く話を聞いてくれず、症状と経過以外は全く興味なし。それで、病名と薬だけ説明されて、「1週間後に来てください」と言われたら、そりゃ腹が立つだろうと思います。

医者に今の人生に起こったことを相談しても、「まあ、無理しないことだね」「失敗体験が多いからね」とわかったような、わからないようなことを聞かれると、治療意欲もなくなってしまいます。

私は「その気持ちはわかるなあ」と思いますが、その反面「この人は精神科医の役割をわかってないなあ」とつい思ってしまいます。

精神科医の仕事は話を聞くことではありません。
医学的見地に基づいて、落ち込み・イライラ・不眠などの症状を消失させること、つまり病気を治すことが精神科医の仕事なのです。うつ症状を和らげること、ストレスフルな状況について医学的見地に基づいたアドバイスを行い、症状を緩和させていくことで治療を行うのが精神科医の役割です。

患者さんの話をじっくりと聴くことが精神科医の仕事ではありません。

そうなると、精神科医がカウンセラーのように話を聞いてくれないのは当然のことなのです。
カウンセラーとは役割や立場が全く異なります。

もちろん、カウンセリングや心理療法を主体としている精神科医もいるにはいますが、そうした医師はごく少数です。

医者は薬物療法のプロであって、相談のプロではありません。

実際、カウンセリングではそうした医師の役割についても説明することが多く、納得されると「そうなんだ」とホッとされる方も多いです。

ちなみに、精神科・心療内科ほど、患者さんが積極的に治そうという努力が必要な科はないだろうと思います。
うつ病は医師の指導に従っていたら良くなるなんて都合の良いものではありません。
患者さんが一生懸命現状を良くしようと思い、医師と協力して治そうとする姿勢が問われることが多いのです。

できれば、精神医学に詳しいカウンセラーからカウンセリングを受けてみることをお勧めします。
そうしたカウンセラーはきっと精神科医との付き合い方や、協力して病気を治す方法についてもアドバイスを差し上げることができるだろうと思います。また、カウンセリングで自身の問題が見えてくることで、病気の治し方の方向性が見えてくることもあります。

カウンセリングについてはこちら



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2014.02.14 Fri l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
私はスクールカウンセラーの仕事で自宅から片道2時間以上かかる学校に行っているのですが、朝の車の運転中に急に呼吸が荒くなり、落ち込みや焦り、不安、パニック状態になりました。
その後、急激な疲労感や過呼吸状態になり、さらに吐き気や食欲も全く出ません。
肩こりもひどく、集中力もなくなった状態になり、何度も車を降りて休憩をしないほどでした。

これらは、一般にうつ症状と言われているものです。
急激なうつ症状が私を襲ったのです。

以上は本当のことですが、これだけを聴くと、読まれた方が「田中さん、うつになったのでは?」と思われるかもしれません。

この話には背景があります。

実は私が急激なうつ症状を起こしたのにははっきりとしたきっかけがあったのです。

それは・・・

「家のストーブの電気を消した記憶がない」

という考えが私の頭の中を過ったということです。

「もしかして、ストーブ切り忘れたのでは?」
「妻は仕事で夕方まで帰ってこないし、連絡がつかない」
「今から引き返したら、学校に絶対に間に合わない(車を運転して1時間くらいで気づきました)」
「もし火事になっていたら、どうしよう?」

と思考がグルグルと巡り、それに伴ってうつ症状がどんどんと出てきます。

選択理論では、思考と感情・生理反応はセットになって捉えています。
考えたことによって、感情や気分・身体の調子は左右されるのです。

私のうつ症状はこの思考によって起きていました。

しばらくはグルグルと考えていましたが、車はどんどん職場に近づいていき、すでに家に戻ることはできないところまで来てしまいました。
そうなると、「もういいや。その時に考えよう」と腹を括りました。思考が変わったのです。すると、先ほどのうつ症状がスーッと収まり、仕事への集中もできるようになっていきました。

※ちなみに後で妻に確認したら、「きちんとストーブのスイッチは消していた」とのことでした。すると、さらに不安や焦り、肩こりなどの症状は消えていきました。


このように思考や認知によって生じるうつ症状というのがあります。
これを専門的には「うつ状態」と呼んでいます。

(本来のうつ状態は上記のような思考によるうつ症状がかなりの間、持続します)

うつ状態は思考や認知を変えることによって、軽快もしくは消失します。
これがカウンセリングや認知行動療法が「うつ病(正確にはうつ状態ですが)」によく効くといわれる所以です。

ちなみに、「うつ病」とは思考や認知の歪みに関係なく起こります。
脳の神経伝達物質のバランスに異常が出ている状態だからです。
そのため、うつ病は認知行動療法やカウンセリングで軽快することはありません。
お薬と休養で脳の機能を整えることがまず優先となります。

逆に思考や認知による「うつ状態」は薬や休養のみでは軽快しないでしょう。
最初の私が経験したことは、「ストーブの電気を消したかどうか」がわかれば瞬時になくなるものだし、抗不安薬や抗うつ剤を服用してもなくなりはしません。

ただ、実際はベテランの医師でもうつ状態とうつ病の見分け方は難しく、両者が混ざり合っているケースも多々見られます。具体的には、「考えかたが悪くて最初はうつ症状を起こしていたが、それでも頑張っているうちに本当に脳が疲弊してしまい、うつ病になってしまった」というような例です。

そのため、うつ病治療はカウンセリングと薬物の併用が望ましいといわれるのです。

うつ病の治療は、薬物と休養の他に、このようなカウンセリングも視野に入れた方が良いでしょう。




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2014.01.21 Tue l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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