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こんにちは。
今回は私が日頃お勧めしている書籍の案内です。

神田橋條治という精神科医の先生が書かれた本で、「精神科養生のコツ」というタイトルの本です。



ブログには改訂版の方を載せています。

この本は神田橋先生が日々の精神科治療を実践していく中で、患者さんがメンタルヘルスを維持していくのにとても有効だと思えたものをまとめたものです。

それは一人でできる整体やオーリングテスト、気功、漢方、しょうが紅茶など結構ユニークなものばかりですが、実際に試してみると体が軽くなったり、気持ちが晴れやかになっていきます。またすぐに実践できるように詳しく書かれています。

そのコツの中で一番の要点とされているのが、それを試して行くうえで「気持ちがいい」と思えるかどうかが大切であるということです。よくテレビで「これは体やストレスにいい」と言われて試してみたものの、かなり不味かった、やってみて気持ちが悪くなったという経験をされたかたは多いと思います。
例えば、よく眠れるからときいてアロマテラピーをしたところ、匂いがきつくて逆に眠れなかったという経験をされたかたは結構いるんじゃないかと思います。

この本ではその時に気持ちが悪いと感じたらすぐに中断することが大切であると書かれています。逆に気持ちがいいと思えたものは体や心の健康にいいということです。例えば、漢方薬は体の調子が悪い時はおいしく感じますが、だんだんと調子が良くなるにつれて不味く感じてきます。

この「気持ちがいい」を核として、私たちが日頃どういうことをすれば心身を健康にできるかがこの本では簡潔にわかりやすくまとめられています。

このストレス社会、私たちはいつでもストレスにやられやすい環境にいます。
一度手に取ってみてはいかがでしょうか?


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2011.11.28 Mon l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
選択理論では「創造性」という概念があります。
これは私たちは常に新しい行動を生み出すことができるというものです。

この「新しい行動を生み出す」ということですが、これはどんな時も自分の運命を切り開くチャンスがあるという意味が含まれています。しかし、それと同時に誤解も生まれやすいと思うのです。

選択理論では上質世界をクリアにし、そこに向かうことでより幸せになれると説明しています。そして、それをするかしないかは個人の選択であり、「私たちにできることをする」というのが選択理論の基本原則です。

ここに大きな誤解が生まれる可能性があります。それは今の自分の状況や限界を超えたことも可能ではないかという錯覚です。例えば、今しんどい状況に置かれている時、上手くいかない時に、選択理論の概念を勉強し「こうすればいいんだ」と理解します。しかし、選択理論の概念を理解し実際に使えるようになるのには個人差があります。なぜなら選択理論が、今までとは違うやり方や考え方を提案しているからです。

そうなるとズレが生じ、余計に上手くできないということにもなりかねません。

他にも創造性を発揮するばこの状況を切り抜けられるのではないかと思っても、実際には難しいでしょう。なぜなら創造性を発揮するための材料がないからです。

例えば私がカウンセリングの本を書くことならできるかもしれませんが、物理学や数学の本を書くことはいくら創造性を発揮しても不可能です。なぜなら、それに見合う知識と技術がないからです。

厳しいことを書きましたが、ここで大切なのは私たちの創造性は今の私の実力や経験、環境に見合った形でしか発揮されないということです。それ以上を望んでしまうと無理が出てしまい、状況が悪化してしまうこともあります。

そのため、より良い創造性を発揮するためには、常に向上心を持ち、自分を研鑽し、経験を積み重ねていくことが必要となります。それによって初めて自分らしい創造性が発揮されるのだと思います。
2011.11.26 Sat l 選択理論 l コメント (0) トラックバック (0) l top
カウンセリングではよくこういうことを聞かれます。
「私のこの自信のなさは親に厳しくされたせいでしょうか?」
「子供を上手く育てられないのは親に虐待されたせいでしょうか?」
「親によって歪められた性格は一生変わらないのですか?」

自分の性格を幼少期の親の養育に関連があると考えている人は結構多いと思います。
確かに一昔前の心理学の本では「親の躾の仕方がその人の一生を大きく左右する」と書かれていました。精神分析に関する書籍でも「あなたの性格は親から受けたしつけに大きく影響を受けている」と記述している文章をよく見かけます。自分の性格と幼少期の親の躾について関係があると思ってみたくもなります。

しかし、これは本当でしょうか?

例えば、虐待の世代間連鎖という用語があります。これは虐待を受けた人は親になった際、高い確率で自分の子供を虐待してしまうというものです。ここで「高い確率」と書いたように、実際に虐待を受けた人が必ず子供を虐待するとは限りません。虐待を繰り返さない人も当然存在します。

このことは、たとえ虐待を受けたとしても、自分が親になったときに虐待をするかどうかはその人が選択できるということです。虐待することを選択することもありますし、しない選択もできます。

もし親の躾によって性格が歪められたとしても、これからの人生をどんな性格で過ごしていくのかを選択する余地はあります。親のせいと思いながら過ごしていくのか、親とは関係なく自分の足で人生を進んでいくのかという選択です。

原因のせいで今の結果があるということも事実ですが、私たちはそれ以上にその結果を変えようと努力する権利とチャンスを常に与えられています。ずっと過去に拘って生きるのか、これからを見て生きるのかどちらを選択するのも自由です。

そのため私はクライエントに次のように伝えるようにしています。
「例え、親によって歪められたとしてもそれを変えることはできるし、今それをするチャンスはあります。どちらを選択しますか?」

2011.11.22 Tue l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
今回はカウンセリングについてのお話をしたいと思います。

リアリティセラピーのカウンセリングは症状に焦点をあてないことを原則とします。
症状とは今のクライエントの心境や状態を表しています。
例えば、つらい、しんどい、悲しい、怖い、いやだ、頭痛や腹痛、体のだるさなどが含まれます。
カウンセリングではこうした症状に焦点を当てないように心がけます。

これだけ読むとカウンセリングとは冷たいものという印象を持たれるかもしれません。
また、「症状に焦点を当てないなんて、カウンセリングに意味があるのか」と思った方もおられると思います。

これにはちゃんとした意味があります。
クライエントはつらい状態を何とかしたいという思いがあってカウンセリングを受けたいと思います。
しかし、つらいという思いにこだわっていると私たちはこの状況を打破するエネルギーを得ることが難しくなります。
私たちは現状を乗り越えることで今の問題を解決することができます。そのためには、どうしても現状を乗り越えるためのエネルギーや意志が必要不可欠となります。

そのエネルギーを引き出すコツは「つらい」という思いに焦点を当てず、どうなれたらいいか、そのためには何ができるかを考えて実行に移すことです。
例えば、仕事で成功したいのに失敗してつらければ、「成功している自分」をしっかりとイメージし、そこに向かって努力を重ねることです。好きな人と別れてつらければ、「その人がいなくてもしっかりやれている自分」をイメージしていくことがカギです。

その時に、「私はつらくて何もできない」と思い、何もしなければ事態は長引くだけです。状況がどんどん悪化することもあります。
もちろん、現状維持が有効という場合もありますが、それは私たちにできることが「現状維持」しかない場合だけです。

クライエントが自分と向き合うことで、先へ進んでいくエネルギーをいかに作り上げていけるかが、カウンセリングの最も大事な部分ではないかと私は考えています。
そのためになるべく症状には焦点を当てず、「どうなりたいか」に焦点を当てることが大切であると思います。

2011.11.12 Sat l リアリティセラピー l コメント (0) トラックバック (0) l top
現代はストレス社会と言われています。
私たちは常に日常の雑務や仕事に追われています。
また人間関係がストレスになっていることもあります。
物事がうまくいかずイライラすることもあるし、やりたいことがたくさんあるのに諸事情でなかなかできず、欲求不満を感じることも多いものです。

ストレスとは欲求がなかなか満たされない状態を指します。つまり、自分がどうなりたいのかという理想のイメージと現在自分が置かれている状況との間にギャップがあると私たちはストレスを感じるのです。
これは、私たちが「もっとこうしたい」という理想とかけ離れているサインとも言えます。

このストレスがたまってきたときに、私たちはイライラ、落ち込み、憂鬱、不眠、頭痛、腹痛、体のだるさを感じます。うつ症状や身体症状と呼ばれるものです。極端な場合は医療機関で治療を受けないといけない場合もあります。

さて、ストレスを感じたときに私たちは何をすればいいのでしょうか?

ある人は「好きなことをする」と答えるかもしれません。また「イライラを人にぶつける」「とにかくゆっくり休む」「薬を飲んでなんとか頑張る」と選択するかもしれません。
これらは今のストレスを和らげるための行動です。このような行動を私は「ストレス発散」と呼んでいます。

それに対して、私が本当はどうなりたいのかをクリアにすることで今の状況を乗り越えようとする選択もあります。私はどうなりたいのか、どうしたいのか、そのためには今何ができるのかを考える選択です。このような選択は「ストレス解消」と私は呼んでいます。
例えば、今やりたいことができなくてしんどいのであれば、それができる状況を作り出そうとすることができます。もしやってみて気分のいいことであればそれを実行することで明日を頑張るエネルギーを得ることができます。困っていることがあれば、それを紙に書いて整理することで見通しをつける選択もあります。もし解決が難しそうなら協力者を探したり、誰かに話を聞いてもらうこともできます。

これらは未来のストレスを和らげるために行動を起こす選択です。
もちろんすぐにできない場合も多く、ストレスが解消されるのに長い時間かかったり、紆余曲折したりすることもあります。しかし、目先のストレス解消だけではいたちごっこになってしまう可能性もあります。

もしストレスを感じていて、それが長い間続いている場合、時間はかかるかもしれませんが以下のことを考えてみることは意味があるのかもしれません。

「私はこれからどうなればもっと幸せになれるのか?そのため何ができるのだろうか?」
2011.11.09 Wed l メンタルヘルス l コメント (2) トラックバック (0) l top
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アンチエイジングの意味