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今年もあと1日で終わりです。
時が過ぎるのは早いものですね。
皆さんはどのような一年だったでしょうか?

私の方はカウンセリングや講演で忙しい1年でした。
その中でうまくいって「やった」とうれしく思ったこともあれば、「何をしているんだ」と後悔と自責で一杯になるときもありました。また、「これでよかったのか」とカウンセリングが終わった後で悩む日も多かったように思います。カウンセリング以外にもプライベートでも悩むことが多かった年です。

この1年、いろいろと悩み続けたことでいろんなアイデアが出てきて、以前の自分より少しだけ成長したと実感します。長い人生いろいろと経験を重ねることで当然戸惑いや不安はつきものです(そんなことはないと思う人もいるでしょうが)。
その戸惑いや不安に立ち向かうことで人は大きく成長します。挫折しても前に進むとよりたくましい自分になれます。極端な言い方をすれば、ちょっとやそっとではくじけなくなります。いやなことがあっても気にならなくなります。自分らしい強さが生まれます。

それを実感できた1年でした。自分自身を成長させてくれた人たちやクライエントの方々との出会いに感謝です。

皆さんもどうぞ良いお年をお送りください。

※ なお、2012年の最初の更新は1月4日以降の予定です。
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2011.12.31 Sat l その他 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんは。大分寒くなりました。
今回は選択理論はどんな生き方を目指しているのかについてお話ししたいと思います。

「選択理論」は相手をコントロールしようとしないで自分の行動をコントロールする生き方を目指しています

つまり、自分が今何をできるのか、できることに焦点を合わせていく生き方です

私たちの人生では常に壁や困難がつきものです。その時には必ずと言っていいほど混乱や落ち込み、イライラなど不快な感情が伴います。感情が伴わない場合は頭痛や腹痛、肩こり、吐き気、めまい、微熱など原因不明の生理反応(症状)が表れてきます。
(ただしこれらの症状は本当に重大な病気が隠れている場合もあり、医師に診てもらうことも必要です。)

さて、この壁や困難という時は、貧困や災害などを除いて自分と環境との調整に失敗した結果です。つまり自分が望んでいる状況と現在の環境が食い違っている場合です。
皆さんは今まで次のようなことを言ったり、考えたりしたことはありませんか?

「あの人がもっと私の考えを尊重してくれたら、話を聞いてくれたこんなことにはならないのに」
「今の状況が変われば、私はもっと楽しんで仕事ができるのに」
「何でこう上手くいかないんだ」

このように相手が私を否定してくるようなことをしてきたり、仕事で居場所がなかったり、いくら努力しても結果が報われないという状況はいくらでも存在します。

この時に私たちは3つの選択肢が存在ます。

1.この状況に振り回されたと思ったまま、相手や状況が変わっているのを待つ選択。
2.状況や相手に振り回されないと思い、変えようとする選択。
3.相手や状況に振り回されず、自分にできることをする選択。

ちなみに選択理論では「相手や状況を変えることはできない」と明言しています。そしてできることは「自分の行動を変えることだけである」とも言っています。

そのため、選択理論では3の選択をすることを推奨しています。
ただ耐えるだけではなく、また変えることが難しい相手や状況を変えることにエネルギーを費やすことなく、自分が今できることのみに焦点を当てることがポジティブに人生を乗り越えていくコツであるとしています。

※「今」できること。「今」というのがポイントです。

しかし、やみくもにできることをしているだけではいい人生を送ることはできません。
よくわからないのに、先のことだけ考えて不安になり、不安に駆られて行動しても良い結果は期待できません。

自分が「どうなればいいのか」について理想像を持つ必要があります。それに向かって自分に今できることを探していくことが大切なのです。そうしている内に自分が「どうすればいいのか」が見えてきます。

つまり、ただ「できること」をするだけではなく、自分には何ができるのかを丁寧に探していく過程が必要です。何ができるのかを探してくことも立派な「今」できることです。できれば自分が「今」できることのみに専念していきていく選択をしていくことをお勧めします。
2011.12.23 Fri l リアリティセラピー l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんは。
今日12月18日はリアリティセラピーの神戸勉強会でした。
なかなか興味深い意見が出ていて、とても良い学びになったのではないかと思います。

今日の勉強会は外的コントロールと内的コントロールについてでしたが、その時に上質世界をいかに共有するか、また会社や企業で起こりうる外的コントロールについて話がでました。その時の話がとても印象に残りましたので以下振り返ってみたいと思います。

※かなり専門的な用語が多いので興味ある方は読んでみてください。

私たちが所属する場所(家族、会社、学校など)では、その場が従来持っている上質世界があります。これは選択理論ではグループゴールと呼ばれているものではないかと思います。

社会から見て好ましい人物というのは、その社会や集団の上質世界を素直に共有できる人ではないかと思います。
もともと私たちが好意を持てる人物は、私の上質世界を共有しやすい人です。それは考え方であったり、ペースであったり、信念であったりします。そういう私が大切にしたいものをわかってくれる、尊重してくれる人は一緒にいて心地いいし、何かあったら会いたいと自然と思えるものです。

そのため、集団が大切だと思っているものを共有できる人はその集団から必要とされやすくなります。
もしかすると、集団が必要とする人間というのはもしかするとその上質世界を共有できる人と言えるかもしれません

となると、私たちは集団が必要とする人=その集団の上質世界を共有できる人を増やしていく必要があり、そのためには集団の上質世界を教える必要があります。それが会社や企業でいう社員教育の部分ではないかと思います。

しかし、この時に外的コントロールを使ってしまうとどうでしょうか。
外的コントロールとは相手を批判、比較、非難してしまう行動です。例えば「何でわからないんだ。いつまでやっても学習能力がないな。同期の〇〇はもうこんなにできるぞ。もうやめたほうがいいんじゃないか。」という言葉や態度などが出てきます(実際はそこまで露骨な表現をする人は減ってきていると思いますが)。

ここまでではなくても、これに近い表現を相手にしてしまうと、相手はその集団の上質世界を共有できなくなる恐れが出てしまいます。つまり、企業に貢献してくれる人物を育てるという意義からは遠い結果となります。

そうではなくて、選択理論ではいかにその企業の上質世界を相手が理解できるかという視点を持つことを勧めます。相手が企業に貢献したいと思えるように関わることを意識します。それでも企業の上質世界をなかなか受け入れようとしない人はいますが、それに忍耐強く教え続けるよう選択理論では提唱しています。

ただ、これは企業側や上司の側からの視点です。
部下もどこまで企業の上質世界を共有できるかが課題となります。例えば仕事では自分がしたくないことをすることが望まれますが、「したくないからしない」では仕事をすることはできません。
自分自身の上質世界を柔軟に変えていき、「これをすることで会社に貢献できるのであれば、したくはないがしよう」と思ってすることが望まれます。それができる人はおそらく企業の中で必要とされる人として見られるのではないかと思います。
それができるようにどう教えていけばいいかは大変難しいですが、これからの企業や教育で期待されているものではないかと思います。

会社と個人、両方の上質世界をいかに歩み寄らせるかが大切であると思いました。


2011.12.18 Sun l リードマネジメント l コメント (0) トラックバック (0) l top
今回は私の経験から選択理論と精神疾患の関係について考えたいと思います。
ただ、選択理論の考えを踏まえているものの、あくまでの私の意見です。ご了承できる方は読んでいただければと思います。


選択理論では上質世界の概念は特に重要です。
上質世界は私たちの欲求を満たすイメージ写真が入った世界です。そのイメージに近づくことで私たちは快の感情や生理反応を感じ、幸せを得ることができます。逆にそのイメージがわからなかったり、イメージになかなか近づけない時、不快な気分になり、みじめな状態になります。

基本的欲求の詳細についてはこちら

上質世界の詳細についてはこちら

この時に精神疾患、特にうつ病の患者さんと接していると上質世界がなかなか満たされていないケースをよく見かけます。例えばうつのきっかけを見ていると、仕事の昇進に失敗した、仕事がうまくいかない、パワハラを受けている、仕事の価値が見いだせないなど、力の欲求が満たせない状況にある方が多くみられます。他にも家族といて居心地が悪い、好きな人に振られた、居場所がどこにもないなど愛と所属の欲求が満たせないケースもあります。

他に自分の何の欲求が満たせないのか、どうなりたいのかが全く分からない場合もあります。常に自分を抑えてきた人は欲求の満たし方をおろか自分がどうなればいいのか全く見えない人もいます。こういうタイプは非定型のうつや心身症、身体表現性障害になりやすいのではないかと今までの経験から感じます。ちなみに生存の欲求が強い人は自身の体の状態に敏感なため心気症になりやすいのではないかと思います。

他にも欲求が強すぎて、上手く周りと合わせられないケースもあります。人格障害と呼ばれるケースは特定の欲求が強い人を多く見かけます。もしくは過去の出来事から欲求が全く満たせない状況になり、その欲求を満たすことに強いこだわりをもつ人もいます。例えば、愛の欲求と力の欲求が強い人は思春期の対人関係を持つことが難しく、そのためどう満たしていいかわからず、自信のなさや情緒が不安定になりやすくなります。リストカットをする場合もありません。

リアリティセラピーでは上質世界を見直し、整理することでどう行動すれば欲求が満たしやすくなるのかを考えていきます。
上質世界に何があるのか、本当になりたい姿はないのか、なりたい姿が見えない場合、なりたくない姿は何か。
もし将来なりたい姿がなければ、今はどうなりたいのか。
それを達成することで何が得られるか。
本当にそれを得ることができるのか。
それを得るためには何をすればいいのだろうか。
逆にしてはいけなことは何か。

これを丁寧に紐解き整理することで、欲求の満たし方、上質世界の見方や近づき方、将来の目標などを整理し、クライエントが人生を歩けるように支えていけるようにしていけることがリアリティーセラピーの目標です。

今回は精神疾患に対して日頃自分が思っていることを整理してみました。
もちろん、これとは全く違う考え方をされる人もいると思います。
あくまで私の意見として読んでいただけたらと思います。
2011.12.15 Thu l 選択理論 l コメント (0) トラックバック (0) l top
仕事柄、心理検査をよく行います。
今回は病院などでカウンセラーが実際にとる心理検査についてのお話です。

心理検査とは「本当の自分を知ることができるもの」と思っている人が良くいますが、そうではありません。

では心理検査で何がわかるのかというと、自分の性格の癖や物事をどう見ているのか、現在気持ちが安定しているのか、どのような生き方をしてきたかなどです。

例えばエゴグラムという性格検査がありますが、これは私たちが生きていく上で身に着けてきた行動パターンを調べるものです。人は生きていくうえで、自分なりに身に着けてきたパターンを持っているものです。具体的には人の意見につい合わせてしまうパターンを持っている人もいれば、自分の我を通そうとするパターンもあります。人と関わるときについ上から目線で関わる人もいれば、受け入れようとする人もいます。
エゴグラムではこのようなパターンを見ていきます。

ところで、ここまで読んで気づいた方もおられると思いますが、これらのパターンというものは私たちが周りの人を観察している時に自然と「こいつってこういう奴だよな」と思っているものです。もしくは「私はこんな感じで行動するよな」と自分を振り返ってみて気づくこともよくあります。
心理検査とは常日頃、自分自身や周りが「こういう性格だよな」と思っていることや感じていることを数値化したり、特定の手順を踏んでクリアにすることが目的で使われます。
つまりあらかじめ分かっている部分を検査を使うことでクリアにしていくことが「心理検査でわかるもの」なのです。

こうなると自然と次のような疑問が浮かんできます。

「では心理検査をする意味って何なのか?」

もちろん意味はあります。

性格や行動パターン、心理状態というのは非常に曖昧なもので客観的データとして出しにくいものです。そのため、心理検査から得られた結果というものは、例えばしんどい状態にある人や支援が必要な人を支えていくときに、周りの人が「この人はこういう人だ」という理解を得やすくし、みんなでその人を支援しやすくする情報を提供できるというメリットがあります。

次に、曖昧な心理状態を心理検査を通すことでより一層クリアに出すことができます。例えば、検査で「私は人に対して気を使ってしまいやすい」という結果が出たとします。すると、その結果を基にして自分がしんどい状態の要因として「気を使いすぎること」というのが見えてきます。これを踏まえて、今後どうしていけたらいいか、方向性がクリアになるというメリットがあります。

最後に、心理検査で客観的に自分の性格や心理状態を見つめることで、自分自身を整理しやすくできるというメリットがある点です。

私は病院で心理検査を使うときは上記の3つの点に注意しながらとるようにしています。

なぜなら、心理検査は「本当の自分がわかる」ために行うものではなく,「その人が少しでもより良い人生を送れるようにしたい」という思いを持ってしたいからです。
私はいかにその人のために心理検査を有効活用できるかに焦点を当てながら行っています。

2011.12.10 Sat l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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