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心理カウンセラーの田中勝悟です。

今日スクールカウンセラーの仕事から帰ってきました。
ここ最近ですが、私はジャージを必ず持っていくようにしています。

理由は子どもたちとバスケやバトミントンをするためです。

特に不登校の子どもたちとは体育館や運動場で一緒にスポーツをして汗を流す時間を持つようにしています。
そして、この暑い日に運動をすると滝のように汗が吹き出てしまいます。
そのため、あえてジャージを着るようにしています。

私は不登校や別室登校の子供たちにカウンセリングはあまり有効だという気がしません。
もちろん、そういう子供たちもいますが、それは学校に行けなくて間もなかったり、学校に行けなくなる直前の子供ではないかと思います。
不登校が長期化してしまった場合はカウンセリングよりも一緒に汗を流したり、活動をしたりして、社会参加の機会を少しでも作り、一緒に参加していくことだと思うのです。

そのため、長期化した不登校の場合はカウンセリングではなく、一緒に何か活動するという形で関わるようにしています。なるべく彼らが社会に出てこれるようにきっかけを提供し続けることが目的です。

そして徐々に担任や他の先生、子供と関わる機会を増やしていきます。
このやり方で私は家から全く出れない状態の不登校の子供が、カウンセリング登校を通して、別室登校まで持っていくことができた経験があります(もちろん、学校の先生の力が一番大きいのは言うまでもありませんが・・・)。

不登校の子供と関わる上で一番大切なのはガッツリと関わることです。
少しでも子供と関わるのがめんどくさいなと思ってしまえば、彼らはすぐに敏感に察知し、「この人とはもう会えない」と関係を拒否するようになります。

そのため、私が彼らと関わる際は、本気で私自身が心から楽しむことを心がけています。「私が楽しんでいないこと」を彼らは感じ取りますし、何より私もどうせ関わるなら楽しみたいからです。

ジャージを着るのは、「本気で遊ぶぞ」という私なりの決意表明みたいなものです。

やはり、スクールカウンセラーは胡坐をかいてカウンセリングルームで相談を待っているだけではダメです。
自分の足で子どもの方へ出向いて、本気で関わっていくこと、そして「あなたのことが大切だよ」というメッセージを日々の活動を通して伝えていくことが本当に大切だと毎日の臨床から実感しています。



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2013.06.27 Thu l スクールカウンセリング l コメント (1) トラックバック (0) l top
心理カウンセラーの田中勝悟です。

選択理論では「相手を振り回さず、また自分も振り回されない生き方」を目指します。

振り回されるという人生はとてもつらいものです。
自分に全く選択権もなく、ただ周りに流され続ける。
そのうちに自分というのがわからなくなる。

これほどつらいものはありません。

そして、カウンセリングや精神科を訪れる方には、このように「ずっと振り回され続けて疲弊してきた人たち」が大勢おられます。何を隠そう、私自身も振り回され続けたように生きてしまい、非常にしんどい思いをしたことがあります。そのためカウンセリングやゲシュタルト療法を受けたこともあります。

つまり、それくらい振り回され続ける生き方はしんどいのです。

そして、当然カウンセリングではそのような方とお会いする機会があります。


その時に私はこういう切り口で質問をします。

「そう言われて断る選択もあったのに、断らない選択をしたのはなぜ?」
「しない選択もあったのに、する選択をしたのはなぜ?」

このような質問をしていくうちに、クライエントの方は「ハッ」とされたような表情をすることがあります。

私はこの質問を通して、クライエントに「振り回される」「断らない」「流される」これも自分で選んだことなんだということを伝えます。すると、クライエント自身が自分で選んだということに気づいて、ハッとした表情をするのです。

フランクルによれば、「私たちはどんな状況でも自分の考えや信念を変えない選択をすることができる」と話しています。極端な話、死ぬ間際まで自分は幸福だったと信じ続ける選択もできます。

私は「クライエントがしてきたことは選択したものである」という事実を通して、「自分はどんな考え、行動をも選択することができる」ということを伝えたいのです。このことに気づいたクライエントは自分で選択できることを信じ、「自分らしく生きる選択」をするために再び前を見るようになります。

「自分で自分の人生を選択していくことができる」

これは私のカウンセリングで一番大切にしているものでもあります。
これを通して人は自分を取り戻し、自分らしく生きることができるのではないかと思います。



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2013.06.24 Mon l 選択理論 l コメント (2) トラックバック (0) l top
心理カウンセラーの田中勝悟です。
今日は選択理論の概念から私のカウンセリングについて紹介したいと思います。

選択理論では、「行為」と「思考」の後をついてくるように「感情」と「生理反応」も変化するとします。
そして、感情と生理反応は直接コントロールすることができません。
つまり、憂うつな気分やイライラなどの感情、ストレスによる頭痛や腹痛などの生理反応を直接変えることはできないということです。

さらに大切なことは「行為」と「思考」を変えることで感情や生理反応もより良いものに変えいくことができるようになるということです。

これが選択理論の全行動の概念です。
参考:全ての行動は選択されている(全行動)

この理論をベースにして、私はカウンセリングでは出来事に対して「どう思ったか?」に焦点を当てるようにしています。


例えば、子供が不登校になったとき、母親は学校に行けない子供を見て「何を思ったのか?」

「行けなくなったんだから、一緒に過ごす時間を大切にしたい」と思ったのか?
「どんどん勉強が遅れて、社会的に不適応者になってしまう」と思ったのか?
「学校が全て責任があるから不登校になったんだ」と思ったのか?
「子供のために何とかしてやりたい」と思ったのか?
「一人孤独で寂しそうで、かわいそう」と思ったのか?

同じ不登校でも母親が何を思ったのかで、全く感情も子供への関わり方も母親の心理的安定さも変わってきます。当然カウンセリングの方向性も変わってきます。逆に言えば、母親がどう思ったのかをスルーしてカウンセリングを進めることはほぼ不可能だと言えます。

そのため、私はカウンセリングではその出来事に対して「どう思ったのか」をしっかりと聴くようにしてます。その時に「私はこう思うんだけど、あなたはどう思ったの?」という質問をしたりと、クライエントが答えやすいように工夫をしたりします。

クライエントは「自分がどう思っていたのか」「思っているのか」がはっきりとわかってくるにつれて、状況だけでなく自分の思いもしっかりと客観的に見れるようになります。つまりクライエントの中で整理ができるようになるのです。そして、整理がついて来ると感情も落ち着いて来ます。
「ああ、そうだったのか」と納得したことでモヤモヤが取れた経験をした方は結構いるのではないかと思います。これが傾聴の効果であると思います。

私が「傾聴」と言う場合は、クライエントが自分自身も含めて客観的に見れるよう促すことも含まれています。
こうすることで、だんだんとカウンセラーもクライエントの状況をはっきりと理解できるようになります。その時に「こういう風に思ったんだけど、これでいいですか?」と返したりすると、より一層クライエントは自分を掘り下げて考えるようになります。

私は「自分を掘り下げる」とは思考を通して行われるものだと思っています。
そのため、思考に焦点を当ててしっかりと聴くように努めています。

思考が混乱していても、ゆっくり丁寧に聴いていくことでクライエントが自分を理解していくことができるようになります。
「その時、どう思ったのか」これができると、セルフカウンセリングも上手になります。


↑選択理論を手軽に学びたい方はこちら。非常にわかりやすく、軽く読めるため初心者向きです。
また選択理論のカウンセリングを学びたい方は、尼崎支部の研究会に気軽にお越しください。



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2013.06.18 Tue l 選択理論 l コメント (0) トラックバック (0) l top
心理カウンセラーの田中勝悟です。

仕事は病院でのカウンセリングとスクールカウンセリング、障害児を持った子供のデイケアセンターの療育スタッフをしています。

まあ、悪く言えばフリーター、良く言えばフリーランスで心理臨床家として働いているわけです。

フリーランスの方は大勢おられます。カウンセラーでも私のように多くの仕事を掛け持ちしている人や開業カウンセラーとして現場で働いている方もたくさんおられます。

最近、フリーランスとして働く上で、とにかく実感したことが一つだけあります。
それは・・・

社会は本当に守ってはくれない。

ということです。

詳しくは到底話せませんが、社会というのは本当に守ってくれません。
会社や組織に正社員として働いていれば、会社が守ってくれます。何か自分に不利になることがあっても、助けてもらえることはあります(会社によりますが)。

まあ、具体的には福利厚生があげられますね。
例えば、仕事が多忙で体調を崩したとします。それで会社を休みます。その時、有給休暇を使って休むことができます。他にもけがや病気などで長期の休暇が必要な場合も同様の措置をとることが可能です。

また仕事の失敗はある程度、会社が責任をとることもできますし、仕事ができなくても一定の収入が確保されることも多いです。

しかし!!

フリーではそうはできません。
まず休んだらお金が入りません。大けがや大病でもしようものなら、かなりの大打撃ですし、そのまま一気に無収入状態に陥ってしまいます。

さらに言えば、ミスは全てその人が請け負わないといけません。
契約している企業は社員でもないので、簡単に尻尾を切ってきます。
下手くそな講義や研修、カウンセリングをしていれば、「用無し」と判断され、気軽に切られるのが現状です。
仕事ができない=無収入に直結するのがフリーの現状なのです。

これがフリーで生きる上での一番の問題です。

そのため、フリーランスとして生きていくためには何より
リスクマネージメント
のスキルが求められるのではないかと思います。
一日20時間働く社長はいません。正直な話、「深夜も早朝も24時間カウンセリング受け付けます。しっかり悩みが消えるまで何時間でもお話聞きます。」というサイトを見たことがありますが、それではカウンセラーの体調がかなりやばくなるのではないかと心配します。
やはりカウンセラーの体調をしっかりと管理すること、その上でできない範囲まで手を伸ばさず、自分のできる範囲の安全圏をしっかりと確保するようなやり方、危険はなるべく冒さずに最善の利益を得られるようなやり方を見つけていくことが必要ではないかと思うのです。

つまり、いかに自分を守ることができるか?
またより良い自分の守り方とは何か?

この視点をしっかりと考えていかないとフリーで働くことはかなり難しいのではないかと思います。がむしゃらに自分を犠牲にするだけでは務まらないと私は考えています。

追記:
もちろん、経営者などトップに立っている人は、部下や会社全体の利益を考えないといけません。
リスクマネジメントとは「保身に走る」という意味ではありません。自分をつぶさないように最善の一手を選んでいくことがリスクマネジメントです。自分の身の安全だけ考えていれば、当然のことですが、信用と信頼をなくすことになります。要はバランス感覚ですね。

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2013.06.17 Mon l カウンセラーになりたい人へ l コメント (0) トラックバック (0) l top
心理カウンセラーの田中勝悟です。

不登校児・生徒とはかれこれボランティアを含めれば10年以上関わっています。
そうか、あの時関わっていた子どもたちももう20歳を超えているのかと思うとしみじみ思ったりします。

最近になって、やっと不登校の子ども独特の感性が理解できるようになりました。
特にスクールカウンセラーをしてから、結構不登校に関しては失敗続きで、その都度彼らの「心」というのを必死で勉強してきました。(もちろん、今も勉強中です)

ちなみにここで断っておかないといけないのは、不登校は家庭の問題や友達関係や学業やいじめなどが原因では起こりません。もしそうだとすればドラえもんののび太君は不登校になっているはずです。もちろん、程度によりますが、私たちが思っている原因とは単なるきっかけであって、不登校の本当の原因は別のところにあります。その原因が不登校の子供が持っている「独特の感性」です。

彼らと付き合ってきて驚かされるのは、アートというか、芸術的というか一種独特の感性を持っているということです。平均的な子どもと比べて「何かが違う」といった感じでしょうか。そんな魅力を感じることが多々あります。

独特な感性というのは少しイメージがしづらいですね。

例をあげると、私が子どもに挨拶をしたとしますよね。その時に、ちょっと会うのがめんどくさいと思い、少し気怠そうに挨拶をします。普通の子どもであれば、「まあ、しんどそうだな」と流します。あまり気にしません。

しかし、不登校の子供は「気怠そうにしているな。そう言えば、最近会う時間も遅くなってきているし、さっきは視線を全くあわさなかった。そっか、あんまし私と会いたくないんだ」と相手の心情の裏の裏まで読もうとします。(しかも、意外と当たっていることが多いものです)

この「裏の裏まで読む」時、不登校の子はかなりセンサーを広げて、その時の雰囲気や感じ方を敏感に察知します。
この敏感さが不登校の子ども独特の感性だと言えます。
だから、不登校の子はしっかりと見てくれる大人と、形だけしか関わってくれない大人、裏表があって信用できない大人を瞬時に見分けてしまいます。

そして、不登校の子供はこの感性と上手く付き合っていく力がなかなか備わっていません。いわゆる「生きる強さ」というものですが、センサーが感じ取る様々な雰囲気に振り回されてしまうのです。
例えば、学校に行くと、様々な人と関わらなければいけません。その中にはある程度スルーすることが必要なのですが、上記の敏感さや感性が働いてしまい、彼らは非常に一杯一杯の中、学校生活を送っていることもあります。そこで人間関係や学業などでトラブルが起こると、コップの水があふれ出たように混乱してしまい、体が拒絶反応を起こし、学校に行けなくなるのです。またこれは一杯一杯の許容量を超えたときも、同様のパニックが起こります。

一度休んでしまうと、周りがどう思っているか怖くなり、それで不登校が続いてしまいます。

これが不登校の子供が学校に行けなくなるメカニズムです。
不登校の子供が学校に行けないのは、彼らの感性が学校での生活と合わないためです。そして、その感性を上手に生かしていく力、スルーしていく力が弱いためにエネルギーが切れたかのように不登校になってしまうのです。

私はこのメカニズムを理解することで、非常に彼らの心を知ることができるようになりました。
さらに不登校の援助の仕方もかなりはっきりとわかるようになりました。

不登校の解決の一つの柱として、「自分の感性と上手く付き合っていく力を育てていくこと」が挙げられます。
不登校の子供は芸術やアート、体験学習で自身の5感とフルに活用する作業をしていくことで、自分の感覚的な部分と上手に付き合うことができるようになります。
要するに、自分の良さや使い方を学んでいくことが不登校の教育ではとても大切ではないかと思うのです。

逆に言えば、この点が治らずに成長した場合、大人になっても感性に振り回されて、うつや不適応状態になってしまうケースもあります。
だから、「学校に行けた。別室でも行けた。よかった、よかった。」ではないのです。
彼らの感性という不登校の本質的な部分をしっかりと見極め、改善していかないと、学校に行っても、将来はニートになってしまうこともあるのです。

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2013.06.14 Fri l 不登校 l コメント (12) トラックバック (0) l top
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