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最近、カウンセリングのスキルが低下しているような感じがします。

なぜそのようなことを感じたのかというと、明らかにクライエントの心情をくみ取る、察知する能力が鈍くなっているような場面が増えてきたからです。具体的に言えば、頭と理論で聴いているという感じでしょうか。正論なのにズレが出てきたり、カウンセリングの展開についていけない時が多々ありました。

これはクライエントに迷惑がかかると思い、どうにかしないといけないと思って神田橋先生の本を読んでいたら、やはり基礎トレーニングを怠っていることが一番の原因だということに気づきました。


↑カウンセラーを目指す人、セラピストを目指す人にとって一番に押さえておきたい本です。ただ、初学者は難しいかもしれませんが、一度読んでおくことをお勧めします。

カウンセラーに必要な一番の基礎は知識でも経験でもありません。
「感覚」「感じる能力」です。
これは雰囲気を察知する、ニュアンスをかぎ分ける、クライエントが今いるところを一緒に感じる、響きあうということに関します。
この「感覚」は普段からの基礎トレーニングで地道に作り上げないといけません。

要するにクライエントのニュアンスや背景を感じ取れる能力です。

この感覚の鋭さがカウンセラーの力量を左右するといっても過言ではありません。

クライエントの言葉の裏のニュアンスをどこまで繊細に感じ取れることができるか。
そしてそれをどのように関わりの中に使っていくことができるか。

この辺りの繊細さを鍛えていくことが大変必要なのです。

考えれば、最近いろいろとあり過ぎてそうした基礎トレーニングをしていませんでした。
その分、感覚も鈍ってしまい、カウンセリングも下手くそになっているのだろうと感じます。

ちょっと自分の臨床家としてのあり方に危機感を感じている今日この頃です。

ちなみに、臨床の感覚は「普段のカウンセリングの経験と学習で自ずと磨かれる」という人もいますが、それは間違いです。

空手やテニスなどのスポーツをイメージしてください。
本を読んで試合に出ているだけで、スポーツが上達することはまずありません。
これらは筋トレや型の練習、突き蹴りを繰り返すなど基礎トレーニングの上でそうした経験を積んで上手くなるのです。
基礎ができた上でコーチの指導やアドバイスが入ることで、初めてスキルが身に着きます。

カウンセリングも同じです。
経験と学習だけでスキルが上がるのであれば、苦労はしません。むしろ、真面目に本を読んだり勉強を熱心にしている人ほど、基礎が御座なりになってしまい、カウンセリングが凝り固まって逆にできなくなってしまうだろうと思います。
やはり普段から基礎トレーニングをしておく習慣は大切だと思います。

まずは、「感じる」練習を意識して過ごしてみようかと思います。

今回は自分の決意表明というか自戒の念を込めて書かせてもらいました。
やはり、何もしなければセンスがどんどん鈍っていきますね。

ちなみにこの練習の仕方を知りたい方は上記の本に詳しく書かれていますので、そちらを読まれることをお勧めします。

また、研究会などで私にあったときに聴いてくだされば喜んでお答えします。

一つ言えるのは、カウンセリングの目標の一つはクライエントの感覚を育てるということでもあるというこです。



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2014.01.29 Wed l カウンセリング考察 l コメント (0) トラックバック (0) l top
心理カウンセラーの田中勝悟です。

私のカウンセリングでは恋愛相談や結婚の相談を受けることが少なくありません。

まあ、比率でいえば結婚の相談の方が多い印象ですね。
結婚は一度失敗すると、そこからうつ病を患ってしまう人も多いのです。結婚の失敗の最たるものはDVですね。

ところで結婚はなぜ失敗するのでしょう。
よく芸能人の離婚のニュースを見ますが、離婚の理由の一番に挙げられるのが「性格の不一致」です。
「性格のズレが離婚の原因であると思います」
というフレーズも良く聞きます。

私のカウンセリングでも大抵「性格が夫(妻)と合わなくて・・・」と言う人が多いですが、私から言わせればそれは単なる言い訳でしかありません。

私は選択理論をメインとしてカウンセリング、そして結婚生活を営んでいますが、選択理論では「性格の不一致が結婚の失敗にはならない」と明確に話しています。
もし、「性格の不一致」が結婚の失敗の原因であるならば、私たちの多くは不幸な結婚を宿命づけられているということになります。結婚カウンセリングは意味がないものになるいでしょう

 

↑結婚に関する選択理論の書籍です。夫婦の歩み寄り方についてヒントがたくさん書かれています。

結婚と恋愛の一番の違いは「恋愛は自由な関係であるが、結婚は契約であるということ」です。

結婚は契約に基づいた関係です。

なので、契約を破棄しようとすれば離婚という手続きが必要となります。また、配偶者以外との恋愛は不倫として契約違反行為となり、離婚時の罰則の対象となります。

そして、結婚の失敗の大きな違いは、「配偶者を自分の理想通りにコントロールしよう」という意図が働きだした時です。
(ちなみに、この「意図」はほぼ無意識で行われます。ただ、相手に対してイライラや落ち込みなど不快な感情を感じてしまう場合は、大抵この意図が根底にあります)

結婚とは契約という枠の中で二人がどのように過ごすのかということであり、契約について二人で事前に話し合うことができていなければ、そこからズレてきます。

例えば、「夫は妻の話を聞いてくれるべき」「夫婦の時間をしっかりと持つべき」と妻が思っていたとしても、夫が「妻は夫の仕事を優先するべき」「結婚とはいえ一人の時間は必要で持つべき」と思っていれば、このままでは結婚生活は上手く行きません。

そして、よくあることが、妻は夫を変えようと批判や非難をしてしまったり、夫は自分を優先しようと仕事やプライベートに逃げてしまうような状態です。これは相手をコントロールしようとした結果起こるものです。

大切なのは、2人の結婚のイメージをしっかりと話し合って共有することです。そのための時間を最初に惜しまないようにすることが大切です。
これは仕事で契約を成功させるのに、契約内容をしっかりと共有していくことと同じことです。こうした話し合いを何度もしていくことがより良い結婚をしていくために必要だろうと思います。

また仕事で契約を成功させるためには、相手がどんな人かを知ること、相手に自分を知ってもらうことが必要です。
そのため、夫婦お互いにどういう人なのかを知ることが結婚を成功させるためには必要なのです。

こうした普段の歩み寄りを常に意識していくことが結婚を続けていくためには大切です。
この努力を怠ってしまうと、離婚につながってしまうだろうと思います。

私が「性格の不一致は言い訳」だと話したのはこのような理由からです。
性格の不一致ではなく、お互いに歩み寄りを諦めたから離婚となるのです。
(当然ですが、中にはもう歩み寄れないような状態であることもあります。)

ちなみに私のカウンセリングでは、こうした夫婦の歩み寄りに焦点を当てて話を進めていきます。その結果、夫婦関係がかなり改善した方も多数おられます。このような夫婦の共通点は「お互いに歩み寄りを諦めなかった」からにほかなりません。

夫婦関係を改善するヒントがほしい方はこちらを。

またカウンセリングを希望したい方はこちらを。




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2014.01.27 Mon l 選択理論 l コメント (0) トラックバック (0) l top
私はスクールカウンセラーの仕事で自宅から片道2時間以上かかる学校に行っているのですが、朝の車の運転中に急に呼吸が荒くなり、落ち込みや焦り、不安、パニック状態になりました。
その後、急激な疲労感や過呼吸状態になり、さらに吐き気や食欲も全く出ません。
肩こりもひどく、集中力もなくなった状態になり、何度も車を降りて休憩をしないほどでした。

これらは、一般にうつ症状と言われているものです。
急激なうつ症状が私を襲ったのです。

以上は本当のことですが、これだけを聴くと、読まれた方が「田中さん、うつになったのでは?」と思われるかもしれません。

この話には背景があります。

実は私が急激なうつ症状を起こしたのにははっきりとしたきっかけがあったのです。

それは・・・

「家のストーブの電気を消した記憶がない」

という考えが私の頭の中を過ったということです。

「もしかして、ストーブ切り忘れたのでは?」
「妻は仕事で夕方まで帰ってこないし、連絡がつかない」
「今から引き返したら、学校に絶対に間に合わない(車を運転して1時間くらいで気づきました)」
「もし火事になっていたら、どうしよう?」

と思考がグルグルと巡り、それに伴ってうつ症状がどんどんと出てきます。

選択理論では、思考と感情・生理反応はセットになって捉えています。
考えたことによって、感情や気分・身体の調子は左右されるのです。

私のうつ症状はこの思考によって起きていました。

しばらくはグルグルと考えていましたが、車はどんどん職場に近づいていき、すでに家に戻ることはできないところまで来てしまいました。
そうなると、「もういいや。その時に考えよう」と腹を括りました。思考が変わったのです。すると、先ほどのうつ症状がスーッと収まり、仕事への集中もできるようになっていきました。

※ちなみに後で妻に確認したら、「きちんとストーブのスイッチは消していた」とのことでした。すると、さらに不安や焦り、肩こりなどの症状は消えていきました。


このように思考や認知によって生じるうつ症状というのがあります。
これを専門的には「うつ状態」と呼んでいます。

(本来のうつ状態は上記のような思考によるうつ症状がかなりの間、持続します)

うつ状態は思考や認知を変えることによって、軽快もしくは消失します。
これがカウンセリングや認知行動療法が「うつ病(正確にはうつ状態ですが)」によく効くといわれる所以です。

ちなみに、「うつ病」とは思考や認知の歪みに関係なく起こります。
脳の神経伝達物質のバランスに異常が出ている状態だからです。
そのため、うつ病は認知行動療法やカウンセリングで軽快することはありません。
お薬と休養で脳の機能を整えることがまず優先となります。

逆に思考や認知による「うつ状態」は薬や休養のみでは軽快しないでしょう。
最初の私が経験したことは、「ストーブの電気を消したかどうか」がわかれば瞬時になくなるものだし、抗不安薬や抗うつ剤を服用してもなくなりはしません。

ただ、実際はベテランの医師でもうつ状態とうつ病の見分け方は難しく、両者が混ざり合っているケースも多々見られます。具体的には、「考えかたが悪くて最初はうつ症状を起こしていたが、それでも頑張っているうちに本当に脳が疲弊してしまい、うつ病になってしまった」というような例です。

そのため、うつ病治療はカウンセリングと薬物の併用が望ましいといわれるのです。

うつ病の治療は、薬物と休養の他に、このようなカウンセリングも視野に入れた方が良いでしょう。




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2014.01.21 Tue l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
先日、スティーブン・R・コヴィの「7つの習慣」という本を読みました。
まあ、分厚い本の方ではなくて、漫画版の方ですが。

本屋で立ち寄った時に、表紙が目に入ってしまい、ちょっとページをめくったら、そのまま衝動買いで買ってしまいました。

久しぶりの衝動買いです。



上記の本は「7つの習慣」を漫画で例を出しながら非常にわかりやすく説明しています。また例も現代の人が陥りやすいスパイラルと言うか悩みと言うか、身近に感じるものばかりで、つい自分に当てはめて考えてみました。

読んでみた感想としては、とても面白く勉強になりました。

7つの習慣とは端折って説明すると、

1.主体性を発揮する
2.目的を持って始める
3.重要事項を優先する
4.Win-Winを考える
5.理解してから理解される
6.相乗効果を発揮する
7.刃を砥ぐ

の7つの習慣を日頃から意識して行動を起こしていく習慣を身につけて行くことで、幸せな人生を得られるんだということです。

また、まんがでわかる7つの習慣
を読んでみて考えたのは、コヴィ博士が提唱しているものと選択理論が非常に似ているということです。

例えば、第一の習慣である「主体性を発揮する」ということは、自分の選択に責任を持ち、常に選択を意識した行動を取ろうとする習慣です。

また、「目的を持って始める」ということは、上質世界を意識することだろうと思います。
「重要事項を優先する」とは、上質世界を意識してそこに近づくように優先順位を決めて行動を起こしていくことが大切だということだと本を読みながら考えました。

4~6の習慣もこれは選択理論で言う「身につけたい7つの習慣」に関するものと同じものだと思います。

そして7の「刃を砥ぐ」というのは1~6の習慣をずっと続けていくということが大切だということで、当然ですが選択理論も日々の実践の中で少しずつ身につけて行くものです。

選択理論を学んでいる方にとってもまんがでわかる7つの習慣
は、非常に勉強になると思います。

しかも漫画と図で説明しているところもあるので、わかりやすく読みやすいです。
また、わからないところがあれば、漫画を繰り返し読めば理解できるように書かれていて、読み返せば返すほど「なるほどなあ」と思わされました。

興味がある方は是非読んでほしい本です。

また、選択理論自体に興味がある方はこちらからどうぞ。



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2014.01.18 Sat l その他 l コメント (0) トラックバック (0) l top
先日、成人式も終わりましたね。
新成人として新しく社会に飛び出す若者たちの活躍を心より祈るばかりです。

しかし、新成人として「これからの人生をどう生きるか」を考えようとする若者がいる一方で、今年も警察沙汰になった人を見ると、正直20歳って成人なんだろうかと少し悩んでしまいます。

専門家によっては、「20歳で成人は早くないか」という人もいますからね。
私も年を追うごとに、20歳ってまだまだ子供だなあと思ってしまうようになってきました(笑)。

まあ、新成人が暴れているニュースを見て、
「大人と子どもってどこがどう違うんだろうか」とちょっと考えさせられました。

20歳を過ぎても、「正直言って子供だなあ」と思ってしまう人は多々います。
働いてお金をもらうことは実は誰でもできます。
結婚もできます。
親になることもできます。
誰かを教えることもできます。
上に立つこともできます。


しかし、それらができていても「大人とは言えないなあ」と思わざるを得ない人はいるものです。

例えば、
人を軽蔑する言葉しかつかえない人
何でも誰かのせい、環境のせいにする人
自分の力で何かをすることはできない人
助けてもらってそのことに感謝を示さない人
迷惑をかけてその自覚がない人
などなど。

挙げればキリがありません。

大人とは下から尊敬される人であるべきです。
少なくとも信頼されたり、支え合える人であるべきだと思います。

選択理論では、大人という言葉は使いませんが、
成熟した人の定義として、
「相手も自分も幸せにできるような行動を選択できること」
としています。

追記)
すみません。ちょっと語弊があったかもしれません。選択理論では責任の概念というのがあって「他人の欲求充足のお手伝いをしながら、自分の欲求を満たすこと」が責任がある行動だと捉えています。
上記の言葉は、選択理論の責任の概念を「大人の定義」として私なりに解釈し直したものです。選択理論を学んだ方が混乱しないよう補足しました。以下、その流れでお話しています。



つまり、相手が幸せになれる、かつ自分も幸せになれるような行動を選び、実践できること。
(ちなみにこれは子どもでもできるものです。またできない人は、50・60歳を過ぎてもできない人も多いです。)

私はこれができるかどかが、大人と子どもの最大の違いだろうと思います。


自分だけを優先する人は子どもです。
そして、相手を優先して「自分なんか」と思ってしまう人も同じように子どもです。
そういう人は高い確率で「周りのせいで、自分はこんなに苦しいんだ」と周りのせいにしてしまいます。

自分だけを考えてしまう人はまずは「相手の気持ち」「相手ならどう思うだろうか」というのを考えてみる習慣を持つことをお勧めします。相手の立場を知ることができれば、少し成熟した人に近づきます。

そして、相手を優先してしまう人は、「自分は何を選択しているのか」自分の選択に意識を向けてみましょう。人は常に一番いいと思ったことを優先し、考えて実行しているものです。「自分は選んでいる」このことが自覚できるとまた一歩大人に近づくと思います。

新成人のこれからの活躍を祈っています。

なお、私のいう成熟について、もう少し知りたい方はこちらをご覧ください。



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2014.01.16 Thu l その他 l コメント (5) トラックバック (0) l top
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