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こんにちは。
心理カウンセラーの田中勝語です。

カウンセリングの資格が取れるスクールをあちこちで見かけます。
それと同時に「カウンセラーになりたい」という人も結構出会うようになりました。

今回は「カウンセラーに向いている人」「向いていない人」を私の経験から書いてみたいと思います。

ただ、「カウンセラーに向いている人」を挙げるのは難しいです。
これはどんな職業においても言えるのではなかと思いますが、人見知りな人が実は営業が向いていたとか、子供嫌いだったのに嫌々保育士を始めたら思いのほか楽しくて「実は向いていた」ということはよくあります。
実際、仕事の向き不向きは3年は見ないとわからないものです。

人間は周りの環境に合わせる力がもともと備わっているので、知らず知らずに内にその仕事に向いている自分らしさを身に着けることができます。

しかし、

「向いていない人」は割かし簡単に見えやすいものです。
私が今までの経験で「カウンセラーに向いていない人」と言うのは次のタイプではないかと思います。

それは・・・

適切な自己評価が苦手な人

です。

カウンセリングはクライエントと一対一で会います。またカウンセリングルームは密室です。
そのため、カウンセリングどこか不味かったが、何が失敗したかはカウンセラーとクライエント以外見ている人がいません。

さらに、スクールカウンセリングをはじめとして、カウンセリングの現場の多くは一人職場です。
そのため、「これでいいのだろうか」と悩んだとしてもそれを相談できる相手がいないのが実情です。
もちろん、「そんな風にしていたらいつかクライエントから嫌われるぞ」「そのやり方はいいな」と指導してくれる上司もいないことがほとんです。

だからこそ、カウンセラーは定期的にいろんな研修会への参加をしたり、スーパーヴィジョンを受けるなどして、自己研鑽に励むことが必要ですが、それでも職場で毎度教えてくれる上司がいない現状では限界があります。

(もちろん、多くのカウンセラーが働いている職場もありますが、その数は少ないと思います)

そのような状況で常に自分の腕を磨きつつ、より良いカウンセリング、クライエントへの支援、カウンセラーとしてどうすれば職場に最大限の貢献ができるかを考えないといけないのが、カウンセラーという仕事です。ただ、話を聴けばいいのではなく、どうすれば周りの役に立つかを常に考えて最善の行動をしなければいけません。

その時にもっとも必要な能力は、「何がまずかったのか」をいち早く把握し、すぐに改善に移せる行動力です。
「失敗した、上手くいかなかった」これは誰でもあります。失敗したことがない人を私は見たことがありません。

大切なのは「失敗をした」ということに早く気づく感性です。
そして「なぜ失敗したのか」「どうすれば同じ事が起きないようにできるか」を考えることです。
この際に、適切に自分の過ちを評価し、良かった点を評価し、次につなげる改善策を考えていくことが必要です。つまり、自己評価が適切に行われることが大切なのです。

失敗になかなか気づけない人はカウンセラーとして上手く機能できないだろと思います。
上手くいかなかったかどうかは、カウンセリング中のクライエントの反応や職場での周りの反応を観察すればわかります。それをどう自分の改善点につなげるかは、自分の長所や短所、その時に自身の言動を適切にわかっていないとできないものです。

失敗を失敗であると気づける感性

改善策を適切に見出すための的確な自己評価

この二点はカウンセリングをしていくために必要なスキルではないかと思います。
逆に言えば、これらが苦手な人はカウンセラーに向いているとは言い難いのではないかと思います。

ただ、これらも適切に学ぶことで改善することが可能です

今週の土曜(8月18日)はリアリティセラピー尼崎勉強会です。
適切に自分を知ることはカウンセリングをするための大きな武器となります。
興味のある方はお越しください。
こちら
リアリティセラピー尼崎支部勉強会

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2012.08.15 Wed l カウンセリング考察 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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コメント

コメントありがとうございます。
大変貴重なご意見精読させていただきました。

≫カウンセリングでは「これがまずかった」「これが失敗だった」ということを考える以上に、「どうしてそういう形になってしまったのか」というプロセスを把握する力が何よりも必要ではないかと思います。

 その通りであると思います。カウンセリングにおける失敗とは一連の流れの中で起こることが多く、その流れをいかに汲みとれるかは非常にカウンセラーの能力として必要なものであると思います。その失敗が実はインテークの段階で起こっていたり、予期できないアクシデントのために起こったり、カウンセラー・クライエントの間の微妙な変化によって起こる場合もあります。その流れの微妙な変化を感じ取る能力が私の言う「失敗に気づく感性」ではないかと思います。



≫物差しが作れない以上、「評価」という言葉が私には馴染みにくいくく、あえて「メタ認知力」という言葉や「鳥瞰的視点」というような小難しい表現の方がしっくりくる感じがあります。

 確かにカウンセリングでは一定の物差しを持つということは難しいかもしれません。私の場合は評価の基準として感覚的なものを重視しています。具体的にはカウンセリングの中で起こった出来事や流れに対していかに「自分の中にぴったり来るか。それともズレや不具合を感じるか」を評価のヒントとして見ています。もし少しでもズレや気持ち悪さを感じれば、上手くいっていない可能性が高いと考え、流れを再度見直したり、事実を確認して「なぜそう感じたのか」を点検する作業をとります。おそらく阿部高和さんのいうように「メタ認知」「俯瞰的視点」と同じような作業ではないかと思います。

またご意見等あればよろしくお願いします。
2012.08.16 Thu l 田中. URL l 編集
カウンセラーに向いていない人は「適切な自己評価ができない人」というご意見興味深く読ませて頂きました。ご意見と重なるところがあるかもしれませんが、カウンセリングでは「これがまずかった」「これが失敗だった」ということを考える以上に、「どうしてそういう形になってしまったのか」というプロセスを把握する力が何よりも必要ではないかと思います。専門的にはいわゆる「メタ認知力」とでもいいますか。クライエントとどういう関係性になっているのか、そこでどんなことが起こっているのか、それをきちんと考えれる力が必要だと思っています。そもそもカウンセリングは科学ではありません。そのため、対応がよかったのか、まずかったのか、それを測る客観的な物差しというのは作るのが難しい面を持っているのではないかと思います。物差しが作れない以上、「評価」という言葉が私には馴染みにくいくく、あえて「メタ認知力」という言葉や「鳥瞰的視点」というような小難しい表現の方がしっくりくる感じがあります。私の意見はおそらく管理人様と重なるところも書いてあると思います。ただ「評価」という言葉が馴染みくかったので、あえて違う表現を用いてみました。
2012.08.15 Wed l 阿部高和. URL l 編集

 

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