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カウンセラーのつぶやき

いつも読んでいただいてありがとうございます。カウンセリングで私が学んだこと、感じたことを書いています。立ち寄られた方が少しでも幸せになっていただければ、とてもうれしく思います。

2012 10/01

スクールカウンセラーの専門性

心理カウンセラーの田中勝悟です。

以前下の記事で私なりのスクールカウンセラーとして感じたことをお話しました。
スクールカウンセリング
スクールカウンセラーとは何者か

今回は一歩踏み込んでスクールカウンセラーの専門性についてお話したいと思います。
ただ、これは私なりのスクールカウンセラーの専門性ですので、他の方とは違うところがあるかと思います。

「専門性」というと堅苦しいイメージを持ちますが、簡単に言えば「スクールカウンセラーって結局何のために学校にいるの?」ということです。

以下はスクールカウンセラーの活動の概要です。

子どものカウンセリング
保護者のカウンセリング
何か学校で問題が起こったときの改善策を打ち出す
(コンサルテーションと呼ばれます)
教員が子どもを理解できるよう指導・助言する
子どもが勉強に打ち込みやすい学校風土を作る

他にも授業を見て、教職員に授業改善の提案をするなどがあります。

これらができて、初めてスクールカウンセラーとして学校で活躍することができます。
しかし、これだけでは不十分です。

スクールカウンセラーが能力を最大限に発揮するためには、学校をアセスメントする力が必要になります。

この学校アセスメントがスクールカウンセラーの最大の専門性であると思います。

※学校アセスメントとは大雑把に言えば「子どもが順調に育つ、つまり子どもが笑顔で学校で過ごせるような雰囲気が学校にあるかどうかを見ること」です。さらに言えば、教職員同士の思いが子どもの笑顔のためにしっかりと向けられているか、管理職がしっかりとリーダーシップを取っている学校かどうかです。

私の知っているものでは、校長が教職員の関係を調整し、職員室の雰囲気が変わっただけで、不登校が激減したケースがありました。

それだけで、学校の雰囲気は子どもの成長にとても大切なものです。
逆に言えば、学校の雰囲気が悪ければ悪いほど、子どもの心はどんどん悪化することになります。

不登校やいじめ、発達障害の課題は本来は教師の熱意や愛情次第で良くも悪くもなります。
(もちろん、精神疾患が絡む場合などはその範疇ではありませんが)
教師とスクールカウンセラーとの協力と歩み寄りが子どもの心をより良い方向へと促していくのです。

そのため、学校の雰囲気が子どもを支えるために良いものであるかどうかを知ること、つまり学校アセスメントができなければ、スクールカウンセラーがどれほど優秀でも効果は半減してしまうでしょう。

スクールカウンセラーには学校の雰囲気をしっかりと感じ取り、そこからどんな学校かを見出す力が求められます。できればそこから、学校の雰囲気をより良い雰囲気にするために、手を尽くすことが求められます。
学校長と何度もそのことをしっかりと話すことで管理職と連携を取りながら進めていくこともあります。

学校の場合では教職員のメンタルヘルスの問題がそのまま不登校やいじめなどの問題に発展するケースが意外と多いのです。
そのため、学校をしっかりとアセスメントし、適切な介入をしていく技量がスクールカウンセラーには求められているのだと思えます。むしろ、スクールカウンセラーで最も求められているものであるといっても過言ではありません。

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