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心理カウンセラーの田中勝悟です。

精神科の薬の一部は内科や整形外科など、精神科・心療内科以外でも出してもらえることが多いです。
その代表的なものとして、抗不安薬や睡眠薬などがあります。

例えば、主治医に「最近、眠れないです」「不安で体が緊張してしまいます」と相談すると、簡単に処方してもらうことが多いです。
しかし、これらの薬物の多くは「ベンゾジアゼピン系」という種類に分離される薬で、依存などの副作用に悩まされるケースが多いという問題があります。

精神科の薬は医師の適切な処方と指導があれば、かなり有効な手段となり得ます。
実際に薬を服用しただけで、症状改善し、問題もすべて解決し、その後、医師の減薬指導に従うことで、薬を飲まない状態まで完治した方もおられます。
しかし、その一方でどうしても依存が形成されてしまい、薬なしで生きていけない状態にまでなった方も大勢おられます。
中には十何種類の薬を10年以上も飲み続けている人もおられ、薬の副作用によって生活がままならない方もおられます。

うつ治療の光と影-多剤大量処方

そんな中、昨日の読売新聞でアシュトンマニュアルというベンゾジアゼピン系の薬物依存の減薬の手引書が日本語版で公開されたとありました。

「アシュトンマニュアル」日本語版が公開

これはベンゾジアゼピン系の薬物を長期に服用した場合の副作用や依存による症状について説明をした後で、減薬の手順などについて書かれています。100Pを超えているので、その分かなり中身の濃い情報となっています。
無料でダウンロード公開されていて、今月19日に日本語版が公開されています。

抗不安薬や睡眠薬などの薬物を長期服用している方で、一向に改善しない、体調が悪化したなどを感じる方がおられましたら、ぜひ読んでみてください。
ただし、マニュアルでも最初のほうで書かれていますが、独断で薬の減薬や中止はしないでください。
マニュアルを参考しながら主治医と相談しながら、徐々に減らしていくことが最善の方法です。

以下のサイトから、日本の国旗をクリックすれば、ダウンロード版を手に入れることができます。

アシュトンマニュアル ダウンロードページ

内科でもらう睡眠薬、抗うつ剤には要注意!!
多剤大量服用を防ぐために精神科医師に絶対言ってはいけないこと

興味がある方はこちら

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2012.11.13 Tue l 精神科臨床 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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コメント

GABAさん、コメントありがとうございます。

アシュトンマニュアルは最初の方に、

①具体的なやり方については個人差があるので、主治医と相談しながら行うこととマニュアルを鵜呑みにして独断でしないこと、
②マニュアルに書かれてある情報を知ることで、より良いやり方を、患者が見つけるために利用してほしこと、
③単なる手引書やガイドラインではなく、情報提供の一環であること
④ベンゾジアゼピン系薬物に焦点を当てて書かれていること

が明記されています。

無料でダウンロードできますので、一度目を通してから忌憚のない意見を頂ければと思います。
2012.11.15 Thu l 田中勝悟. URL l 編集
アシュトンマニュアルをまだ読んでいないのにコメントをさせていただいているので思い違いがあったらすいません。
ベンゾジアゼピン系に効果があるようですが、ある他国民で効果があったからといっても日本人で即採用できるものなのかと疑問に思いました。風土や人種、文化によっても条件は変わる可能性は考えられるし、若者か高齢者かアルコール依存症者か何らかの身体的疾患をもっているかによっても依存の治療具合は変わってきませんか?

ベンゾジアゼピン系はγーアミノ酪酸の受容体と結合することでγーアミノ酪酸の中枢抑制作用が強められるけど、同じγーアミノ酪酸の中枢抑制作用のあるバルビツール酸系でも同じ依存治療の効果があるかも気になります。依存症者に緑内障が発見された場合(Drが薬の使用を中止するだろうけど)や依存症者が高齢で呼吸機能がかなり低くなった場合、車の運転の有無によっては問題解決の速度が要求されませんか?
色々な条件や治療上の問題があると思うし、新聞に載っていたからといって無条件で信用するのは危険と感じました。
催眠・抗不安薬は使いやすい上で依存性があるので依存症治療の必要性を日頃から感じています。
長々と失礼しました。
2012.11.15 Thu l GABA. URL l 編集

 

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