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心理カウンセラーの田中勝悟です。

以前、9歳の壁と不登校との関連について書きました。(参照:9歳の壁)
今回は9歳の壁についてさらに書いてみたいと思います。
私の経験では、9歳の壁がなかなか乗り越えられない子どもには大きく分けて2つのパターンがあるように思えます。

(1)もともとの能力による場合。
(2)子供が何らかの理由で勉強したいというモチベーションが低下している場合。

(1)についてですが、3年生~4年生にかけて躓いてしまう子どもの中には、課題を把握したり、抽象的な概念を整理して操る力が極端に弱いケースがあります。問題は大抵は中学校まで見過ごされる場合があることです。
事実、私が出会ったものでは、不登校状態になって初めて学力が極端に低いことが話題となり、取り出し授業を積極的に行うことで学校に行けるようになったケースがあります。

小学生の3~4年にかけて、本来身についていない学力が備わっていない場合は、基本的な能力について考えたほうが良いかもしれません。具体的には掛け算を覚えているか、2ケタ+1ケタの計算を暗算でできるか、その年代までの常用漢字はしっかりと覚えているか、本読みをすらすら言えているか、などなど。周りの子どもと比べて、これらが極端にできていない場合は専門家に相談した方が良いかもしれません。そして、とりうるべき対策を学校と保護者両方でしていくことが望ましいでしょう。


そして、9歳の壁で一番問題になるのは、(2)の子供のモチベーションが低下している場合ではないかと思います。
(むしろ、こちらの方がうんと多いと思います)
理由は小学校1~2年生までは、具体的に何度も反復練習すればできるものばかりです。算数や国語も具体的なものを題材にします。見て、練習をすることでできるため、またできれば褒めてもらえるため、この年代の子供は勉強に対してモチベーションが高いことが多いです。

しかし、3~4年生くらいになると、「練習すればできる」から、「頭で考えないとわからない」課題が増えてきます。この時に子供に理解させていかないといけないのは、頭を使って勉強するという習慣です。
ただ、教えてもらえばわかるというものではありません。私自身も割り算の筆算に躓いてしまい、教えてもらってもなかなか理解できず、苦労した覚えがあります。

この「考えてもわからない」という連鎖の中で勉強の意欲をなくしてしまう子供達がいます。
下手をすれば、このままズルズルと進学してしまい、より一層勉強意欲を失ったまま成長するケースもあります。

この時に必要なのが、周りの支援です。
一番やってはいけないことは、できないからといって怒る、罰する、責めるといったことです。
(これは選択理論で外的コントロールと呼ばれています)
それよりも、どうすればこの子が理解できるのか、こちらで工夫していく姿勢が必要です。
もしかすると、脳の発達という観点から時間を置く方がいい場合もあるでしょう。

正直な話、勉強はできないよりもできた方がいいです。
出来たほうが将来の選択肢や生き方の幅も増えてます。
「そういう人生もある」と言って、その幅を小さい頃から狭めていくことは、却って問題だと思います。

そのことをしっかりと子供に話し、できるように一緒に考えていくことが私たち大人ができることではないでしょうか。ポイントは、子供をしっかりと向き合い、子供ができるように大人側が工夫をしていく姿勢です。
親が教えるとケンカになるのであれば、家庭教師を付けることもいいでしょう。その意味でも親や教師が子どもをしっかり見るのはとても大切なことだと思います。

以下は、選択理論的な子供の教育について書かれた本です。




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2012.12.23 Sun l 夫婦・親子・家族 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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