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心理カウンセラーの田中勝悟です。

スクールカウンセラーとして勤務している中学校の校長先生とよく話をするのですが、その方から上記の言葉を教えてもらいまいました。私としては非常に気に入っている言葉です。

よく「カウンセラーは叱らない」というイメージが根強くあります。
確かにカウンセラーでは不用意に叱ることはありません。
例えば、子供をすぐに殴ってしまう母親に対して、「そんなことをしたらダメでしょ。もっと子供に対して考えて関わらないと」と叱ることはまずありません。
もしかすると、母親の中でその行動を選択せざるを得ない背景があるかもしれないからです。
それを聴かずに叱れば、「あんたに何がわかる!?」と激しい抵抗にあうだけでしょう。

カウンセラーだからと言って、クライエントが間違ったことをしているのであれば、叱ることも大切だと私は考えています。もしくは、それに気づかせていくことも大事です。
もちろん簡単なことではありませんが、クライエントが倫理的に間違ったことをしていて、「それもその人の個性だよ」とそんな無責任なことは言えません。

かといって、その人の倫理観や人生観に容易に踏み込むものでもありません。
私たちの倫理観は個性や生き方とが混ざり合ってできているものです。

カウンセラーは倫理について常に敏感になっておく必要があります。
結論を言えば、その人の個性や生き方と、その人らしい倫理観がバランスよくとれた生き方をしていれば大丈夫なのですが、それをカウンセラーが理解するにはカウンセリングにどっぷりはまること、クライエントの生き様を心から知ろうという姿勢が必要不可欠です。
その上でクライエントを叱ることは、時には必要ではないかと思います。それがクライエントへの「愛」ではないかと私は考えてしまうのですがいかがでしょうか?


さて、表題の件ですが、「素直に叱られる」とはどういうことか?
校長先生は「大人が本気で叱って、子供が素直に叱られるというのが教育や人が生きていく上でとても大事なこと」と話されていました。
ここで思うのは、私たちが素直に叱られてもいい人というのはどういう人でしょうか?

一つは自分を気にかけてくれる人、思ってくれる人、愛してくれる人、進むべき道を示してくれる人、支えてくれ人ではないかと思います。「この人になら叱られてもいい」と思える人です。

つまり、子どもが「素直に叱られる」のは大人を全面的に信頼することができるからです。
そうした信頼関係が教育においてもっとも大切ではないかというのが校長先生の主張であったように思えます。

しかし、あたりを見回せば大人に叱られると「もう嫌!!」と言わんばかりに耳をふさいでしまう子供たちはたくさんいます。特に叱られなれていない人は、少しでも耳の痛いことを言われるとその人と距離を置きたがるものです。

もちろん、叱る側も考えて言わないと行けない場面が多いのですが、こう「素直に叱られることができない」子供たちを見ていると、「信頼できる人がいないのだろうか」「それだけ自信が持てないのだろうか」と悲しく感じてしまいます。叱られるという過程の中には必ず信頼関係が必要です。それなくして、人を叱るということはできないのだと思います。




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2012.12.28 Fri l 人間関係 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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