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今回は最近読んだ本の紹介をします。

「ツレがうつになりまして」という本です。2006年に出版された本で、ドラマ化されたり、今年は堺雅人と宮崎あおい主演で映画化されましたね。私は最近になって妻から「この本いいよ」と進められて読んでみました。



感想はとても面白いです。カウンセリングではうつ病と診断された方とよくお会いしますが、この本でツレがうつを発症し、そして治っていく様子はとてもリアルです。生の患者さんを見ているような気持ちです。

また、奥さんである細川貂々さんが夫のうつに対してどう関わっていくかも、読んでみて大変勉強になりました。よくうつの方や家族に対して「本人のペースを尊重しましょう」とか「頑張ってとは言わないように」と専門書には書いていますが、当の本人達は困っています。
どうしようもなく焦っていますし、先の見えない不安に押しつぶされてしまいそうになります。

その中で、ツレと奥さんがそれぞれ自分や相手、うつと向き合い、絆を深めていく様が活き活きと書かれています。ぶつかり合いながら、時には笑いながら、それでも頑張って一緒に生きていこうという姿勢が本からにじみ出ています。

うつは人間だれもが患う可能性のある病気です。私たちは自分の中で見出したやり方で人生を生きてます。その生き方がこれ以上上手くいかない時がやってきます。その時に多くの人は心身の不調を訴えます。

要するにうつ病とは「人生に行き詰った状態」なのです。だから混乱したり、イライラしたり、落ち込んだりします。最悪の場合はどう生きていいのかが見えてこないので、自殺を選ぶ人もいます。
そのため、うつを治すには薬を飲むことが必要となる場合もあります。しかし、それよりも大切なことは自分の生き方を見つめ直すことです。そのためには、いろんなことを試してみたり、また大切な人と関わり合うことです。

この自分の生き方を見つめ直して、新しい生き方を見出していこうという過程がこの本には本当にリアリに表現されています。

ぜひ、一度手にしてみることをお勧めします。
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2011.10.22 Sat l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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