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心理カウンセラーの田中勝悟です。

前回の記事(アドラー心理学と選択理論の共通点)を書いていて、何人かの方から「アドラー心理学と選択理論の相違点も書いてほしい」と言われました。


そうですね・・・
まず私がなぜアドラー心理学ではなく選択理論心理学をメインにしたかというと、尼崎支部長の師匠の影響が大きいですね。本当にそれだけのことで、多分師匠がアドラー心理学の人だったら、アドラー心理学をメインに勉強していたはずです。

アドラー心理学ではよく誤解されている概念が多々ありますが、一番有名なのは劣等感コンプレックスでしょう。
そのため、アドラー心理学は劣等感ですべてを説明する理論だと誤解されがちです。
アドラーは劣等感について、
劣等性、劣等感、劣等感コンプレックス、と分けて捉えています。

劣等性とはただ単に事実として「あの人は自分よりもできている」というものです。
劣等感はその劣等生を意識している状態です。
そして、劣等感コンプレックスは「あの人よりできていない自分はダメだ」と考え込んでしまう状態です。

例えば、私が「Aさんよりも話ができない」んだという事実があったとします。
これは単にAさんより「話ができない」事実を話した劣等性の状態です。
そこで私が「Aさんより話ができないんだ」と意識し始めたとします。これが劣等感を感じている状態です。
さらに「Aさんより話ができない。つまり私は話ができない人だから人間としてダメなんだ」
と劣等感に引きずられて、人生を全てその視点でとらえてしまったとします。
この状態が劣等感コンプレックスの状態です。

この理論で非常に重要なのは、事実と想像をしっかりと分けるという視点です。
アドラーは思い込みと単なる事実とを分けて考えることが重要だと話し、そのための概念が劣等感です。

これは選択理論でいう知覚のシステムに相当すると思います。
そのためリアリティセラピーでも事実と想像を分けるという取り組みはかなり重視されています。


また、共同体感覚という概念もアドラー独特のものです。
共同体感覚とは難しい概念ですが、簡単に言えば私たちが所属している仲間(共同体)が有している感覚という意味です。アドラーは私たちが行動をするための指針として、社会に貢献していくことが大切だとし、共同体感覚を受けとる感性を育てていくことが大切だと話しています。

この辺りは選択理論でいう「愛と所属の欲求を満たすことが大切」「グループの上質世界を把握しよう」という考え方によく似ていると思います。


さらに、一番の特徴はライフスタイル分析という考え方です。アドラーは目的論を重視しており、人間は目的に沿って生きていくとされています。そして、人間の一生はただ周りの影響で変わるのではなく、その中で自分の目的に合うように行動を起こしていくとしています。この人がどんな目的に沿って生きてきたのかを理解しようとする姿勢がライフスタイル分析という考え方です。

これは「人は最善の行動を常に選択している」「上質世界」の概念に近いと考えています。
私はカウンセリングの際はこのライフスタイル分析を行うことが少なくありません。非常にクライエントの人生が理解しやすくなりますし、クライエントも理解されているという感じを受けやすいようです。


まあ、選択理論とアドラー心理学は理論の枠組みや背景こそ違うものの、内容はほとんど同じものです。
ただ、共同体感覚やコンプレックスなど、相違点はあります。
私個人としては選択理論にアドラーの考え方をプラスすることでさらにクライエントに益のでるカウンセリングができるような感じがあります。

詳しくは下の本をお読みいただけると良いと思います。
下の野田先生の本はアドラー心理学を非常にわかりやすく豊富な事例を持って説明されています。
特に下記の本はアドラー心理学が家族関係と教育に有効だというのがわかると思います






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2013.04.07 Sun l アドラー心理学 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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