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心理カウンセラーの田中勝悟です。



↑の本でとても納得できる記述があったのでご紹介します。
(以前の記事で、精神分析が苦手であることを書きましたが、この本自体はとても好きです。カウンセラーとして学ぶところも多かったので、お勧めの一冊です。)

最後の方に非現実的な思考についての記述があるのですが、その一つに「人を変えられるという思考」というのがありました。

非現実的な思考というのは例えば「上司に怒られた。もう会社にはいられない」と一つのできごとを大袈裟にとらえて悲観的になったり、「テストが悪かった。もう自分は社会では無能な人間だ」と白か黒かで考えてしまったりと、現実にそぐわない考え方をする思考パターンを指します。

状況にもよりますが、実際は上司に怒られたのはその人の成長を信じていたからかもしれませんし、テストが悪くても改善していくことはできるはずです。そうした他の要因を無視して、現実的ではない考え方をしてしまい、大きなストレスを抱え込んでいる人は結構おられます。

これらは他にも非論理的な思考、イラショナル・ビリーフとも呼ばれています。詳しくは上記の本を読んでみると理解しやすいと思います。

さて、その思考パターンの一つに「人を変えられるという思考」というのがあり、私は思わず「そうだ!!」と心の中で叫んでしまいました。
ちなみにこの「人を変えられる」という思考は恐らく多くの人が持っている思考パターンだと思います。
しかし、この思考パターンは非現実的なものです。なぜなら、人を変えることはほぼ不可能なことだからです。

「いや、言えば人は変わるんだ」という人もいると思います。
もちろん、しつこく言えば人は表面的には変わる場合はあります。

以前、友人から「早くメール返せや。それでも社会人か」と言われたことがありました。
(もともと私はメールを返すのは遅い方です)
私はその人にだけはメールをすぐに返信するようにしましたが、心中は「彼に何か言われるのが嫌だから」という思いだけで返信していました。そして、「あまりこれ以上仲良くしない方がいいな」と心の中で警戒をしていたものです。

つまり、「やはりメールを早く返した方が相手も気持ちいいし、気分が良いから早く返そう」というところまではいきませんでした。友人は私に早くメールを返すことは表面的に変えることはできましたが、深い部分では変えることはできなかったのです。おまけに私と友人との関係も非常に気まずいものになりました。

もし友人が「早めに送ってくれるとこっちの予定が決まりやすいから、早く送ってほしい」というリクエストをしてくれたら、私も気持ちよく早めに返せたかもしれません。
(もちろん、友人のそのような行動も変えることはできませんが)

人は周りの圧力によって変わるのではありません。
変わるかどうかは常に自分で決めないと変わることはできないのです。

カウンセリングでは「〇〇にこういう風になれといわれて、混乱した」という相談は結構あります。もし、人が周りによって変わることができるのであれば、混乱する必要はないはずです。しかし、実際には混乱しています。
人を変えることは本来はできないからです。

人は「できないことをしようとする」ためにストレスが生じます。
本来は人は変えられないのに、人を変えようとしてしまいストレスを感じている人はたくさんいます。

「人を変えることはできない」思考に切り替えていくことで、ストレスは激減するでしょう。
その上「で自分にできることに目を向けていく生き方」ができるとメンタルヘルス上とても健康に過ごすことができます。

私たちが変えることができるのは自分の行動だけです。
その上で、相手にしてほしいことをリクエストすることしかできません。
コツはいかに相手との人間関係を良くしていくかです。



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2013.04.10 Wed l 人間関係 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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