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心理カウンセラーの田中勝悟です。

スクールカウンセラーとして勤務すると、多くの先生方から「あの生徒は発達障害でしょうか?ちょっと見てやってくださいよ」という依頼を受けることがあります。

ここで私の基本姿勢を伝えると、私は子どもを「発達障害」として見ることはまずしません。
発達障害として見てしまうと、私は子どもの本質をとらえることができなくなるような気がするのです。これは優秀な先生ほど発達障害として見ない傾向があることから同じことが言えるのではないかと思います。

例えば、発達障害の子供をよく観察していると、先生と子供との相性が悪い場合があります。例えば、自由の欲求の強い子は少しでも制限を受けるとどうしていいかわからなくなってしまう傾向があります。その時に先生が「こうしなさい」と子供を縛るような声掛けをしてしまうとその子は混乱してしまうことがあります。

この場合、子供の脳に器質的な欠陥などありません。ただ、その子の性格というか本来持っている気質から言って、合わない対応をしたために起こったのだと私は考えています。実際にその子の気質に合った対応の仕方をアドバイスするだけで、非常に子供が落ち着くようなった例をいくつも経験しています。(ちなみに、優秀な教師は子どもに合わせた対応をするのが本当にうまいです)

また、ADHDやアスペルガーなどの発達障害という概念は症状から診断を決めるものです。てんかんみたいに脳波異常が見られたり、知的障害みたいに極端な結果が検査に出るというものではありません。また軽度三角頭蓋のような頭蓋骨の変形も見られませんし、ダウン症のような染色体異常も見られません。

つまり、気になる行動を寄り合わせて特定の診断名を付けるのがADHDやアスペルガーなどの診断方法なのです。ここで大切なことは、ADHDやアスペルガーの行動は食生活の乱れでも起こりますし、周りの人との相性、場の雰囲気でも十分起こりうるものだと思うのです。

もう少し具体的に話すと、去年までは落ち着いていたのに、今年になって急に暴れたりパニックを連発するようになった場合、これを発達障害として見ていいのだろうかということです。
もしかすると、去年の先生はわかりやすく説明するのが上手く、その子も先生が好きだったから落ち着いていたのかもしれません。しかし、新任の先生がついたため、あたふたする中で子どもがどうしていいかわからず、パニックになっているのかもしれません。

大抵、発達障害かどうかを聴く場合、子どもと先生の相性があまり良くないケースが多々見られます。
そこでスクールカウンセラーがより良い関わり方を先生に教えることができればいいのですが、時として「発達障害ですね。一度病院で見てもらいましょう」と本来は先生と子どもの相性だけのはずが、気づいたら親を巻き込んで自動的に「発達障害」になっているケースは結構あります。
そしてリスパダールやコンサータなどの薬が発達途上の子どもに平気で使われるのです。ちなみに私は薬の副作用で極度の幻覚・妄想が出てしまい、人生をつぶされた子供にあったことがあります。

私は困っているから即「発達障害」という言葉は使いたくありません。なぜなら、その言葉自体に子どもを支援する力はないと思うからです。それよりも「この子はこんな良いところがあって、これが苦手で、こんな風に成長して行ったら非常にいいなあ」と子どもの本来の姿をしっかりと理解しようとする姿勢が必要だと思うのです。むしろこれなしで発達障害の支援などできるわけがありません。

そして子供を支えていくうえで、教育委員会の理解を得たり、学校での共通理解を図っていく必要がある場合があります。また、薬を使った方がまだ良い場合もあるかもしれません。その時に、発達障害の名前を攻めの形で使っていくのであればそれはそれでいいだろうと思います。

発達障害の一番の問題は自分と環境が合わない時に、自分を上手くコントロールして周りと上手くやっていくことが難しいことです。なぜ、できなくなったのかをじっくりと見つめ直し、そして自分をしっかりとコントロールできるように支えていく、教育していくことが必要です。そのために、「発達障害」という診断は果たして必要なのでしょうか?われわれ大人がしっかり考えていくべきものだと思います。


↑上記の本は今までアスペルガーやADHDなどの子供たちの支援の仕方について、一般的には知られていない新鮮な知識を提供してくれています。アメリカでは自閉症は食物アレルギーが原因という見方もあり、食事療法で自閉症が完治することもあります。


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2013.06.08 Sat l スクールカウンセリング l コメント (0) トラックバック (0) l top
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