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カウンセリングではよくこういうことを聞かれます。
「私のこの自信のなさは親に厳しくされたせいでしょうか?」
「子供を上手く育てられないのは親に虐待されたせいでしょうか?」
「親によって歪められた性格は一生変わらないのですか?」

自分の性格を幼少期の親の養育に関連があると考えている人は結構多いと思います。
確かに一昔前の心理学の本では「親の躾の仕方がその人の一生を大きく左右する」と書かれていました。精神分析に関する書籍でも「あなたの性格は親から受けたしつけに大きく影響を受けている」と記述している文章をよく見かけます。自分の性格と幼少期の親の躾について関係があると思ってみたくもなります。

しかし、これは本当でしょうか?

例えば、虐待の世代間連鎖という用語があります。これは虐待を受けた人は親になった際、高い確率で自分の子供を虐待してしまうというものです。ここで「高い確率」と書いたように、実際に虐待を受けた人が必ず子供を虐待するとは限りません。虐待を繰り返さない人も当然存在します。

このことは、たとえ虐待を受けたとしても、自分が親になったときに虐待をするかどうかはその人が選択できるということです。虐待することを選択することもありますし、しない選択もできます。

もし親の躾によって性格が歪められたとしても、これからの人生をどんな性格で過ごしていくのかを選択する余地はあります。親のせいと思いながら過ごしていくのか、親とは関係なく自分の足で人生を進んでいくのかという選択です。

原因のせいで今の結果があるということも事実ですが、私たちはそれ以上にその結果を変えようと努力する権利とチャンスを常に与えられています。ずっと過去に拘って生きるのか、これからを見て生きるのかどちらを選択するのも自由です。

そのため私はクライエントに次のように伝えるようにしています。
「例え、親によって歪められたとしてもそれを変えることはできるし、今それをするチャンスはあります。どちらを選択しますか?」

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2011.11.22 Tue l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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