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心理カウンセラーの田中勝悟です。

ネットで「うつ病」と検索をしてみると、本当にいろんな名前が出てきます。

例えば、
反応性うつ病
非定型うつ病
新型うつ
内因性うつ病
うつ状態・・・・などなど

精神医学に詳しくない方は「うつ」について調べれば調べるほど、非常に混乱してしまいます。

よく患者さんで、「自分はPCで調べたら非定型うつ病のような気もするんですが、実際はどうなんですか?」と聴かれることもよくあります。私は「医師ではないので診断はできませんが・・・」と前置きはしながら、患者さんの症状や成育歴、きっかけから、どのような状態にあるかを伝えることがあります。

ここで大切なことは、これらの名称は精神医学のうつ病の診断名ではないということです。

DSM-Ⅳという精神疾患の診断マニュアルでは、うつ病というのは気分障害の中に含まれ、双極性障害、大うつ病性障害、気分変調性障害、特定不能のうつ病性障害といった分類の中に含まれます。ちなみにICD-10では気分「感情」障害という区分けに入るそうです。

これらのマニュアルの中に最初に述べたうつ病の名前はありません。

そもそも「うつ」という状態は、自分の望んでいる状況と現状とのギャップが起こり、身体がその状態を教えてくれるために生じる生理反応・感情の総称です。私たちは状況が思い通りにいかない時、ストレスを感じる時、ネガティブに物事をとらえる時など、セロトニンが低下し、「うつ」が反応として表れることがあります。
(ちなみにセロトニンは、ビタミンやたんぱく質など栄養が十分に取れなくなる場合にも低下します)

そのため、私はよく「うつ反応」という言葉を使います。
今の状況は自分と合わなくなって、そのことを教えてくれるために「うつ」が反応として選択されたと考えます。

※「うつ反応」とは私の造語です。精神医学の言葉にこのような用語はありません。ただ、患者さんの状況を表現しやすいだろうと思い、使っているだけです。

これらが選択理論でのうつ病の一般的な理解の仕方です。

本人が望んでいた状態と現状を整理していくことで、その人がなぜ「うつ」が選択されたのかが見えるようになり、病気の理解が深まります。ここまでくれば、現状と望んでいる状態が釣り合うように調整をしていき、「うつ」という反応を選択しなくて済むようになることで、驚くほどうつ症状は軽快します。

そして、ここからが大事なところですが、「うつ」が反応として選択されたものであるなら、当然その出方は個人差があるはずです。落ち込みはないけど頭痛がでたり、身体の力がでなかったり、めまい、身体の痛み、不眠、食欲不振などなど。

これらはうつ症状と呼ばれますが、症状だけでみると実に多くの組み合わせがあります。
(例えば、夜ぐっすり眠れるけど、食欲がなく、吐き気があって、頭痛、落ち込みのあるうつ病というのも当然あります)

そのバリエーションは驚くものがありますが、バリエーションごとに分類すると上記のいろんな名前に分けることができます。これがいろんなうつ病にいろんな名前がつく要因であると私は考えています。

これは実は発達障害にも当てはまるものですが、もし体の不調やうつを疑う場合は、自分の理想にあるものと現状がどれだけ違っているのかを整理してみることをお勧めします。精神医学に詳しいカウンセラーに聴いてみるのもイイでしょう。

状態によっては病院の力も必要な場合もありますが、大抵は整理がつけば症状は改善することが多いものです。



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2013.07.21 Sun l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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