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汐華さん、どうもコメントありがとうございます。
記事の方でシェアするような形で質問にお答えしたいと思います。

気持ちを大切にするとは?

>神経伝達物質、取り込み・・等の故障により出来ない(と言うより苦手)人が存在するんだろうと予想はしていますがイマイチ ピンと来ません。
普通の人が「ついカッとなって」って言葉を良く耳にしますがあれが理解出来ません。と言うか本当にそんな事が起きる・ありえるのか?
後、○○したいけど出来ないと言う人・・例えば「ダイエットしたいけどつい食べちゃう、出来ない」と言う人。ただ話のネタで言ってるだけの人は別として。私からすると「ただ食べなければいい」それだけ。揚げた手を下ろすが如く簡単な事ですし、またカッっとなった経験もないので「???」理解不能・摩訶不思議なのです。
この疑問に対して心理学の視点で言うとどうなるのでしょうか。

→なるほど。確かに私もピンときません。正直、そういう話を聴くと、「単なる言い訳なのでは・・・」と思ってしまうことはよくありました。

選択理論では、「行為と思考を選択することで、感情と生理反応を間接的にコントロールすることができる」と説明しています。

選択理論では感情と生理反応は、自身が理想としているものと現実がずれていることを教えてくれるものであると理解されています。つまり、自分の中で「こうであってほしい」というものと、実際に起こっていることがどれだけズレているかを教えてくれるものという認識です。

また選択理論では「全ての行動はその人が一番良いと思って最善の選択をされたもの」と捉えています。

少し例を出しましょう。
汐華さんが言うように、非行少年が「カッとなる」場合。

なぜ彼らはカッとなるのでしょうか?

話を聴くと、「本当は先生は自分のつらいところをわかってほしかったのに、すぐに教室に入れと言われて、それでカッとなった」というケースは結構います。もし、先生が「まあ、しんどいけどな。もうちょい一緒に頑張ろうか」と言ってくれれば、彼らは「頑張ろうか」と思えたはず。しかし、「何してる!!早く入れ」と言われて、自分を否定されたように思ってしまって、カッとなったという具合です。

彼らがカッとなる背景にしっかりと因果関係があります。きっかけがあって、思考があって、感情と生理反応(脳内神経伝達物質)が変化して、カッとなったのです。
認知行動療法ではこの因果関係をしっかりと捉えることでより良い行動を身につけさせていくという発想をしています。

一つは彼らは、それ以外の捉え方ができる余裕というか、他の考え方が身についていない可能性もあります。
もし、彼らが他の考え方、例えば「まあしゃあないか。ちょっと頑張ろうか」という思い方や、「高校には行きたいし頑張ろう」と別の考え方ができれば、当然ですが脳内の神経伝達物質も上記とは変化します。

しかし、その時の彼らはそのような考え方が選択肢にないため、「わかってくれない」という思考が最善の選択であると考えています。
カッとする以外の選択肢がないから、カットしてしまいます。選択理論では時間をかけて、カッとなる以外の選択もあるのだと、それができるように支えていくことが大切だとしています。

これが思考によって感情と生理反応が変化するという理由です。
グラッサーも言っていますが、思考があって神経伝達物質は変化するのです。落ち込むような考えを選択した結果、セロトニンが減るなど神経伝達物質の変化が起こるのです。走ったら汗をかくのと同じことです。

ちなみに、質問にもあった、神経伝達物質がもともと上手くできないタイプというのは確かにいます。
例えば、風邪を引いた場合はどうしても神経伝達物質の生成に使う栄養が体の修復に使われるため、セロトニンが少なくなり鬱っぽくなります。風邪の時に将来のことを考えると悲観的になってしまう方は結構多いんじゃないかと思います。

また食生活や普段の生活リズムによって、神経伝達物質の生成は悪化します。夜更かしや、インスタントラーメンだけの生活は確実にうつ症状を引き起こします。試しに一週間インスタントラーメンだけで過ごしてみると、確実に精神が悪化するだろうと思います(まあお勧めはしませんが)。

>このような疑問を掲示板等のサイトでぶつけると決まって反感を買うんですが、それもまた疑問のひとつです。

→確かに、こうした話はカウンセリングをしている人はなぜか嫌がることが多いです。
一つは「それができない人もいるのよ。そんなこともわからないの」という気持ちが働くからでしょうかね。

そういう人に私はは「じゃあ何でできないのかを考えてみてください」と言いたくなります。
「わかる人」もいれば「わからない人」も当然いるのが人間です。だからこそ、「なぜこの人にはわかるのか」の一方で「なぜわからないのか」をしっかりと考えていくことが大切なんじゃないかと思います。

汐華さん、こんな感じで大丈夫でしょうか?
また疑問ありましたら、お待ちしております。



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2013.10.17 Thu l 選択理論 l コメント (4) トラックバック (0) l top
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コメント

No title
汐華さん、コメントありがとうございます。

納得いただけたようで何よりです。

私も頭の中が整理されて非常によかったです。
またできる範囲ですがお答えはしていきたいと思うのでよろしくお願いします。
2013.10.17 Thu l 田中勝悟. URL l 編集
No title
早速の回答ありがとです。
>しかし、その時の彼らはそのような考え方が選択肢にないため、「わかってくれない」という思考が最善の選択であると考えています。
カッとする以外の選択肢がないから、カットしてしまいます。選択理論では時間をかけて、カッとなる以外の選択もあるのだと、それができるように支えていくことが大切だとしています。

なるほどー。良く解りました。

>わかってほしかったのに
>「それができない人もいるのよ。そんなこともわからないの」
この思いが根底にあるゆえの「反感」なんですね。
自分との違い(人が他人を理解する事は有り得ない、理解して欲しいとも考えない)も良く判りましたo(*^▽^*)o~♪

2013.10.17 Thu l 汐華. URL l 編集
No title
蔵田さん、コメントありがとうございます。

すみません、どの辺りが認知行動療法批判かがちょっとわからなかったのですが・・・。

認知行動療法は、認知を変化することで感情も変わるということを前提として、認知の変化を促す治療法というのが私の認識です。この認知とは選択理論でいう思考に当たるので、ちょっと私自身が混乱しています。

蔵田さんの考えをお聞かせいただければ助かります。
2013.10.17 Thu l 田中勝悟. URL l 編集
手厳しい!
認知行動療法批判ですね
2013.10.17 Thu l 蔵田誠. URL l 編集

 

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