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Facebookで次の質問をしました。

「恐怖と不安の違いとは?」

カウンセリングで「恐怖」を訴える人が来られます。
例えば、人が怖い、集団が怖い、狭いところが怖い、、視線が怖いなどなど。それらに応じて「○○恐怖」という診断名があります。これらは何が「怖い」のかはっきりとわかっていることが特徴です。

※ちなみに対人恐怖症というのは、人に対して恐怖を感じている状態ではありません。人から嫌われる、迷惑をかけることに恐怖を抱いている状態です。


しかし、ときどき何が怖いのかわからないのに、ただ「怖い」とだけしか言わない人もいます。「何が怖いの?」と聞いても、ただ「怖い怖い」としか言わない場合です。

さて、ここで大切なことは私達が普段言っている「怖い」とはどのような状態かです。
この辺りをしっかりと知っておかないと、「怖い」と訴えるクライエントの心情を把握することは難しいでしょう。

「怖い」というのは実際に身に危険が迫っている、命の危険がある場合に生じる感情や生理反応のことです。

例えば、交通事故で命の危険にさらされると実際に車の運転が怖くなります。
殴られる、包丁で刺されるような状況では当然足がすくみ恐怖が出ます。

このように、恐怖と言うのは実際に身の危険を回避しようとして生じるための反応です。そのため、特定の状況や対象に対して生じるのが原則の感情なのです。


上記の「よくわからないけど怖い」というのは恐怖とは言えません。
まあ、「昨日、TVで地球崩壊の番組見て、地球がなくなったらと思うと怖い」と言うのであればまだ正常ですが、この場合も「なぜ怖いか」はわかります。

この「よくわからないけど怖い」という場合、それは恐怖とは呼ばず、「不安」と呼びます。
「不安」と言うのは未来に向けられたものであり、漠然としたものに対して生じるという特徴があります。例えば、「明日のテストが怖い」というのは「明日のテストが不安だ」ということです。将来できるかどうか、よくわからないからどう対処していいかわからないということに対して生じる感情が不安です。

「恐怖」のようにその対象がなくなれば、状況を避ければ、大丈夫というわけではありません。未来に対して「どうしようか・・・」と曖昧な状況に対して生じるのが不安です。

不安と恐怖というのはとても似た感情、生理反応を伴います。しかし、生じるメカニズムや中身は全く違います。

恐怖は、実際に身の危険が起こり得る時に生じる反応で、しっかりと恐怖の原因が特定されているのが特徴です
不安は、未来や将来起こり得るものに対して生じる反応で、まあどれが不安かが漠然としてわかりにくいという特徴があります

という特徴があります。

私はカウンセリングで「怖い」と訴える場合は、まずそれが「恐怖」か「不安」かを分けます。分けた後で、各々の対処の仕方を一緒に考えます。また、恐怖か不安かが特定されれば、イメージがしやすくなり、その分共感も肯定もしやすくなります。

恐怖と不安の違い、お分かりいただけましたでしょうか?

またFacebookでこうしたお題を出していきたいと思います。
興味がある方、ぜひ私とお友達になりましょう。
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Facebook(田中勝悟)

あと、こういったお話、選択理論に興味のある方はこちらもご覧ください。



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2013.10.27 Sun l 精神科臨床 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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コメント

No title
ゆかりさん、こちらこそいろんな方の意見ができて、楽しかったです。
ゆかりさんのコメントを読ませて頂いて、参加型の教育の良さを改めて実感しました。また、同じようなことをさせていただきますので、よろしければご参加ください。
2013.10.28 Mon l 田中勝悟. URL l 編集
漠然とこう違うのかな?程度の解答にも関わらず、先生にアドバイスが貰えたのは講義を受けているようで楽しかったです!

学問的に答える事が出来ないのですが、また参加させて下さい!
2013.10.28 Mon l ゆかり. URL l 編集

 

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