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これは私個人の意見ですが、私は性格や気質学に精通できていないないとカウンセリングはできないのではないかと考えています。

気質とは、遺伝的に備わっている性格で、一生涯変わらない性格の部分です。
例えば、野心的な性格の人は生まれた時から上手く行かないとイライラすることが多く、人の気持ちを汲む優しい性格の持ち主は生まれた時から周りの人の気持や表情を伺ってから行動することが多かったはずです。

生まれつき性格に良い悪いはなく、大切なのは上手に付き合っていくことです。

また、ある人には「上手く行くと考えれば大丈夫だよ」というアドバイスが有効でも、別の人にはそれが逆にプレッシャーとなる場合もあります。

そのため、相手の気質や性格をカウンセリングの最初の段階で把握するスキルがカウンセラーにはかなり求められているのではないかと思います。

ただ、問題は性格学や気質学を教えてくれる授業はカウンセリングスクールを始めとして、大学や大学院でもほとんどないということです。

精神分析はなぜ人がそのような性格を抱くようになったのか、そのメカニズムについて教えてくれますが、気質については教えてはくれません。
行動療法や認知行動療法は、なぜそのタイミングや状況でそうした行動をとるのかのメカニズムが理解できますが、人によって思考がなぜ異なっているかの説明はしていません。そうした考えや認知をするから、こうした行動が起こるというのが認知行動療法の説明です。

そのため、カウンセリングの本を読むと「?」と思ってしまうような箇所に出くわすことが何度もあります。

例えば、
「ある日、悪いことをしていないのに、急に理不尽に先生に怒られてしまい、それがしこりとなって1週間後に不登校になってしまったA君」というケース。

これは経緯については書かれていますが、その子供の性格・気質については書かれていないため、なぜ起こったのかの説明ができません。

ここで、A君がもともと持っている性格として、見通しがつかないと不安で、その不安から誰か大人や先生に絶えず「これでいい?」と確認を取ろうとするところがあるとします
(選択理論でいえば、生存の欲求が高く、自由の欲求が低いタイプと思います。ちなみにエニアグラムではタイプ6に当てはまると思います)。
こういう気質の人は大人が言ったことをしっかりと守ろうとします。また、叱責されるのが苦手なタイプが多いため、言うことを守ることに非常にエネルギーを使うところがあります。

このようなA君本来の気質があることがわかれば、恐らくA君は先生に怒られないように日々エネルギーを使って、言うことをしっかりと守ろうとしてきたはずです。しかし、先生の勘違いで急に怒られたため、A君としては今までの自分なりのやり方がわからなくなります。
タイプ6の人に対して、「わからない状況」というのはかなりのストレスです。
またこうした状況は初めてのことで非常に混乱してしまい、それでも学校へ行くものの、常にエネルギーを最大限にして過ごし他だろうと思います。そのため、1週間でガス欠を起こして行けなくなった。

こういう風に気質を理解できると、非常に立体的に深みをもってその人を説明することができます。
立体的に見えることで、支援の仕方や支え方にもより一層深みを増すことができます。

ちなみに、こうした知識は大学でも教えてくれないため、ほぼ独学で本を読んだり、ワークショップに参加するしか学ぶ術はないと思います。ただ、カウンセラーを目指している人は必須の知識だと私は日々の臨床業務の中で感じております。

私の場合は選択理論心理学の基本的欲求というのをベースにしていますが、最近はエニアグラムにもはまりつつあります。選択理論の基本的欲求とエニアグラムの関係について、また私の中で整理がつけばブログで書きたいと思います。
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ただ、エニアグラムは結構難解なので、もし気質、生まれつき性格について興味がある人は下記の本をお勧めします。非常にわかりやすく気質とその付き合い方について書かれています。入門編としてはばっちりです。
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また、選択理論の観点から気質、生まれつきの性格を知りたい人はコチラからどうぞ。
付き合い方や自分の受け入れ方のヒントが見つかると思います。



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2013.11.02 Sat l カウンセラーになりたい人へ l コメント (3) トラックバック (0) l top
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コメント

質問です
先生。機嫌が悪い。が表に出してしまうのは、未熟ということですか?
機嫌が悪いことを示して誰かが機嫌を良くしてくれることを期待したり、やけくそになって問題解決を遅らせてみたり。そういう意図があるのですか?

負の感情を出す事は、相手だったり運だったりに、何かを期待しているということですか?気質と関係してますか?

自分ではそんなつもりではなくても相手に気付かれて気を遣わしてしまうときがあります。

そんなつもりはないと思うのは思い込みですか?
2013.11.03 Sun l ゆかり. URL l 編集
No title
ゆかりさん、コメントありがとうございます。
まさにその通りですね。
今、私がやっている試みの一つは子どもの自己理解を促す授業を小・中学校で実施することです。ただ、担任との関係や子供の置かれている立場にかなり左右されるため、非常に難しいところではあります。しかし、「変わらない性格とどう付き合うか」これがわかるだけでもずいぶん楽になるのではないかと確信しています。
2013.11.02 Sat l 田中勝悟. URL l 編集
子どもの道徳の授業になればいいですね!

こう言ったから相手は気を悪くしたんだ。こういう時は謝るんだよ。
子どもの時にこうだと教えてもらっても大人になると臨機応変さが必要なんだと理解します。

ある程度の歳になったら授業に入れれば、ムカついたからキレる。思い通りにならなくて。そういう言葉は少なくなる気がします(^-^)

私は自分を理解せず周りに流され大人になったので(笑)本当に先生のブログ、ためになります!
2013.11.02 Sat l ゆかり. URL l 編集

 

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