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最近、指示的心理療法の有害さについて指摘しているブログを多々見るようになりました。恐らく「心屋仁之介さん」の影響が少なからずあるのではないかと思います。

指示的心理療法とは簡単に言えば「こうしたら治るよ」いうスタイルを取る心理療法全般を取ります。

まあ認知行動療法や短期療法などは「指示」というのは良く使われます。
当然、このような指示に対して、困惑するクライエントさんも多くおられます。

ここ最近で「カウンセリングとは本来指示してはいけないんだ」というブログを見ることがあります。
中には「クライエントがこうなったら治るなんて、そんなことをカウンセラーが言うのはどうか」と言う人もいるようです。

私はカウンセリングでは「指示」というのは結構頻繁に使います。
ただ、指示を使うのには順序があるということです。

まず、相手のことをしっかりと理解しないうちに指示することはまずしません。もし、理解しないままで指示した場合は、相手は必ず嫌な顔をします。その雰囲気を察知して、再度相手を理解するようことに努めます。

それを繰り返していくうちに、クライエントが気づく場合もあるし、今回は気づけなかったがどうしても知っておいた方がクライエントの役に立つ場合はあえてカウンセラーから教えたり、「こうしたらいいよ」と指示する場合もあります。

指示的心理療法の成否はこの理解がどれだけできるかにかかっているといっても過言ではありません。

私は指示的心理療法が悪いかどうかというよりも、クライエントの役に立つようなやり方で行っているかどうかではないかと思うのです。

当然、理解が足りないまま指示し過ぎて結局クライエントを害してしまうことも少なくありません。
しかし、指示がないためにクライエントが「どうしたらいいの?」と混乱してしまう場合もあるのです。

例えば、「息子が不登校です。どうすれば行くのでしょうか。」と混乱しているお母さんに対して、何も指示しないで傾聴することは、あまり良いカウンセリングであると私は思いません。この場合、専門家として、お母さんがどのような行動を選択することが良いのかを指示することが必要な場面もあります。

傾聴や共感はクライエントを支援する手段でしかありません。
それをあたかもカウンセリングの目的であると思っている方も多くなっているのではないかと最近危惧しています。
もし、クライエントから「私は良くなるのですか?」とカウンセリング中に聴かれたときに、「いやあ、もっと聴いてみないと」と逃げてしまうカウンセラーもこれから増えてくるような予感もあります。

「傾聴こそがカウンセリングである。」

そう思うことが悪いとは思わないのですが、それを目的とするとかえってクライエントを害してしまう場合もあるのではないかと思います。指示やアドバイスもカウンセリングでは必要不可欠なものではないかと思うのです。

大切なのはバランス感覚だと思います。
傾聴も大事だし、指示することも大事だと私は思います。
どちらかに偏らないことが何より大切だと思うのです。


↑カウンセラーを目指すのであれば、ぜひ読んでおきたい一冊です。上記のことについても書かれています。



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2013.12.22 Sun l カウンセリング考察 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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コメント

No title
mokoさん、コメントありがとうございます。
そうですね。多分プロカウンセラーの共感は友人とは違うとは思いますが、一般的に変わらないのが現状です。

このあたりはカウンセラーの未熟さと思います。
2014.03.30 Sun l 田中勝悟. URL l 編集
No title
私も同じこと思っていました。
傾聴や共感なんて友達でもできる人はいます。
そんなんだけで高いお金と時間をとるの?
専門的な客観的アドバイスが欲しいし、早く解決したいんですよね!
2014.03.30 Sun l moko. URL l 編集

 

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