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昨日は尼崎の研究会でした。
初めての方やベテランの方も来られ、少人数でしたが非常に密度の濃い時間を持てたと思います。

しかし、里見先生の講義は非常に濃いですね。
この講義が1000円で聴けるかと思うと、なんだか申し訳ない気持ちになるくらいです。
良い師匠に巡り合えた幸運をしみじみと感じます。

表題は選択理論の重鎮であるウォボルディング博士の言葉で、昨日の講義で里見先生が話されていました。

「欲求は内側にあり、願望は外側にある」

これはカウンセリングのみならず、いろんな人間関係でも知っておくべきことだと思います。

が、ちょっと難しいですね。
なので、昨日の里見先生の説明から私なりに解釈して述べてみたいと思います。

まず、欲求とは何か?
これは私たちが欲するものです。
例えば、食べたい、飲みたい、人の肌に触れたい、価値ある存在と思いたい・・・など、選択理論でいう基本的欲求の概念に相当します。

そして、願望とは何か・・・。これは私たちが願っていることです。
例えば、実際の食べ物や飲み物、恋しい人、認めてもらえる場など、欲求を満たすであろうものです。選択理論でいう上質世界に当たりますね。

さて、この欲求は内側から生じるものです。選択理論風に言えば、遺伝子からの指示で起こるものです。
そして、欲求を満たすであろうものは、内側ではありません。いつだって外側にあるのです。

もう少し具体的な例を出しましょう。
例えば、好きな人と一緒にいたい、分かち合いたいという気持ちは誰でもあります。
自分のことをもっと知ってほしい、いろんなことを話したいという気持ちは、内側から自然と湧き上がってくるものであり、これは欲求に当たります。

しかし、欲求を満たす人、つまり恋人で会ったり、親友で会ったり、夫(妻)などは、これは願望に当たります。
つまり、一緒にいたいと思う人、分かち合いたいと思っている人は願望に入るものであり、私たちの外側に実在する人たちです。

そして、ここからが大切なことですが、私たちは外側にあるものは常にコントロールできるとは限らないということです。
願望を満たすためには、工夫と改善が問われます。

「俺の話を聞け」という態度では実際に話を聞いてはもらえず、欲求はなかなか満たせません。
分かち合えるときはお互いに楽しい時間を過ごせるよう工夫がいるのです。

また、欲求は現実に起こっているものです。
「好きな人と時間を共にしたい」という気持ちは事実です。

そして、願望は空想の産物です。
好きな人とどういう時間を送りたいか、それはイメージです。
現実に起こるかどうかはわからないものです。
人ができるのはせいぜいイメージに近づけるよう努力することだけです。

問題は願望を現実のものと思い込むことです。
「好きな人はずっと私の言うことを聞いてくれるはずだ」
と、本来は非現実的なイメージに過ぎないことを、現実のものとして思い込んだ結果、人間関係の破壊や精神疾患的な行動を選択することがあります。

例えば、上記のように思い込むと、「話を聞かないのはあり得ない」と相手を責めたり批判したり、「何で聞かないのか」とイライラが抑えられなくなったり、逆に落ち込んでしまってうつ状態に陥ることがあります。

また欲求を非現実的なものと思い、「誰かにわかってもらいたいなんてありえない。こんな気持ちはダメだ」と自分の生来の思いや欲求をを抑えこんでしまうこともあります。その結果、自己嫌悪に陥り、パニックや対人恐怖、うつなどの症状を呈することもあります。

グラッサーは
「自分の願っていることを変えるか」
「自分のしていることを変えるか」

が私たちのメンタルヘルスに非常に大切であると述べています。

そのためには欲求と願望をしっかりと分けておくことが大切であると思います。
欲求は素直に受け止め、そして願望を得るために、どう改善・工夫を重ねていけるかが大切であると思うのです。

今日は私の振り返りも兼ねてだったので、ちょっと難しかったかもしれません。
私に師匠の話は、非常に勉強になります。
特にカウンセラーの方、カウンセラーを目指している方にはぜひ聞いてほしいです。
1000円ではお釣りがくるくらいの密度の濃い学びができると思います。
ただ、ご高齢と言うこともあり、そう何度も聞く機会はないだろうと思います。

興味がある方は、こちらをご覧ください。尼崎研究会は師匠が担当しています。



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2014.02.16 Sun l 選択理論 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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