【スポンサードリンク】
  



先日、Facebookで以下の質問をしました。


「なぜカウンセリングでは傾聴というのか?」
「話をよく聴くこと」と傾聴はどう違うのか?

田中勝悟のFacebookは こ ち ら 

カウンセリングでは「話の聴き方」を勉強しません。
傾聴の仕方」を学びます。

そして、心理カウンセラーの竹内先生も仰っていますが、傾聴は人間関係でも非常に大切な要素となります。

しかし、この「傾聴」というのはカウンセラーでもなかなか理解されにくいものだと言えます。他のクライエントの話を聴いていると「前のカウンセラーはただ話を聴くだけだった」と言う声も少なからず聞きます。

「話を聴く」のと「傾聴」とはかなりの違いがあると私は考えています。本当に傾聴してもらえたのなら、そんな不満は出てこないはずです。

さて、そんな傾聴ですが、この「聴」という字に注目してみましょう。
「聴」という字には、耳と十と目と心という字から成り立っています。

また、傾聴は「聴く」と「傾ける」という字しか使われておりません。

屁理屈かもしれませんが、一切「話を聴く」なんて傾聴という単語では言われていないのです

では、「一体何を聴くのか?」という疑問が残ります。


神田橋先生という有名な精神科医は精神療法面接のコツ
という本の中でこう述べています。

「病も治療も関係も根源的には、この「雰囲気」のありようなのである(p52)」

少し解説すると、この「雰囲気」というのは、私たちの非言語的なコミュニケーションのことです。
私たちは実は言葉だけでコミュニケーションはしていません。
本質は動物と同じで非言語的な動作や雰囲気でコミュニケーションをしています。
その最たるものが「雰囲気」で、非言語的なコミュニケーションを効率よく行うために言語が使われているのです。

この雰囲気の用い方、活かし方が精神療法のありようを大きく左右すると神田橋先生は話されています。

(余談ですが、不登校はこの「雰囲気」を察する能力が極端に高い傾向にあります。だから大人や友人の些細な言動にひどく傷つき、振り回されてストレスを溜めこんでしまい、学校に行けなくなるのです)

傾聴とはこの雰囲気をしっかりと聴く行為です。
また、これは耳だけでは到底できません。
耳と目と心を十分に使わないとできないものです。

そして、そうした行為は相手と深い部分でつながるものでもあります

さらに言えば、「耳と目と心を十分につながって相手と繋がっていく」ことが「聴く」ではないかと思います。

そうした「聴く」に傾き続けることが「傾聴」ではないかと私は考えます。

この「傾聴」ができると、恐らくクライエントと強くつながっている状態ができるので、話し続けていてもクライエントは「わかってもらっている」と感じているだろうと思います。

ロジャースが統合失調症と何もせずずっといるだけなのに、その患者がどんどんと良くなったというのは有名な話です。話を聴いていませんが、確かに何かを聴いていたんだろうと思います。

河合隼雄も「父親を殺したい」というクライエントに対して「うん」とうなずいた時に「いや、そう思ったんだけど、実は・・・」と何か気づいたかのように話し出したという逸話もあります。

これらは恐らく深いところでつながっていたのだろうと思います。

優秀な教師や医者と言うのはこうしたつながる能力が非常に優れているんだろうと思います。


ここまでで、「傾聴」ということを一言で言えば、「相手の雰囲気、場の雰囲気を聴くことに傾けることで、深い部分でつながっていく過程」だと言えるでしょう。

そのためのツールの一つが「話を聴く」ことだと思います

以上、私なりの考えをまとめさせていただきました。
皆さんの学びのヒントになれば幸いです。

※「わかりにくい」というご指摘を受けました。
わかりやすく書き直したものをブログに新しく書かせていただきました。
参考になれば幸いです。それでもわからない場合は田中にあったときに聞いてやってください。
↓ ↓ ↓
傾聴について改めて考える




↓ワンポチしてくれると嬉しいです。
カウンセラーブログランキングにほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングへ

関連記事
スポンサーサイト
2014.04.27 Sun l カウンセリング考察 l コメント (0) トラックバック (0) l top
【スポンサードリンク】

コメント


 

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://counselornotubuyaki.blog.fc2.com/tb.php/339-f8afaac4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
アンチエイジングの意味