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こんにちは。

今日は精神科の医師とカウンセラーの違いについて自分なりの考えを述べたいと思います。

よくクライエントからこういうことを言われます。

「医者は話を聴いてくれない」

精神科の医師は患者の話を聴くはずなのに話を聞いてくれないと不満を訴える人は多々います。
確かに、必要最低限の話を聴かないと治療はできせん。
(例えば、うつの問題が環境にあれば、環境調整を行うのがベストですし、その情報は押さえておくべきものです)
患者が何に困っていて、どういった状況が原因でこういう症状が出てきて、精神科に来たのかを聴かなければ治療は全く進みません。

しかし、精神科の医師の仕事は患者の話を聴くことではありません。
精神科の医師はうつや統合失調症などの脳の病気(脳機能の病気)を薬物で治療していくことが目的です。
そのため、患者の脳がどうすれば回復するかに関心を持っていますし、どの薬を出せば脳の状態が回復するのかを念頭に置きながら患者さんと話をしていきます。
もし脳の状態がひどく悪化すれば、薬を使ってコントロールしていきますし、身体と脳の関係を考えながら治療を進めていきます。つまり脳や身体の状態を診ながら関わるというスタンスです。
これは医師にしかできない仕事であると思っています。

一方、カウンセラーは脳の病気を治すことが目的ではありません。
カウンセラーの仕事はクライエントの話を聴くことで、問題を整理しやすくし、クライエントが前に歩いていけるように支えていくことです。
クライエント中にはひどく混乱している人もいるため、一つ一つ状況を整理しながら聞いていきます。
そのため、ゆっくりじっくり50分ほど時間をかけて丁寧に聴きながら、この人にとってより良い支援は何かと考えながら、関わっていきます。
そのため、カウンセリングは漢方薬みたいにじっくり効いてくると例えられることが多いです。

もちろん医師の中にはゆっくり患者の話を聴いていくスタンスの人もいますし、カウンセラーの中にも脳を回復させるような技術(行動療法など)を用いて関わる人もいます。

ようはその人の考え方ですが、私の中では医師とカウンセラーの違いはおおよそ上記であると思っています。もちろん反対意見もあると思います。

もしご意見とかありましたら、どうぞ教えてください。
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2012.01.17 Tue l 精神科臨床 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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