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こんばんは。

いかがお過ごしでしょうか。

私は3月より新しい仕事に携わっております。
まだまだ慣れない状況が続いていますが、何とか元気でやっている状態です。
周りの人たちもいい人が多く、恵まれた環境で仕事をさせていただけることに本当に感謝です。

さて、今回は療育についてお話したいと思います。

療育とは字の通り、「治療」と「育てる」というのが合体した言葉です。
この療育という言葉は10年以上前にはすでに出てきていたものですが、なかなか誤解の多く、支援者でも理解できていない人もいるようです。

最近は療育プログラムとかが発達障害の現場ではたくさん出ており、正直「療育って何なの?」という声をよく聞きます。
単なるトレーニングと同じだと思っている専門家もいますからね。

療育とは、「問題行動の原因を医学的に見定めて、その原因に応じた支援方法を立てて、改善していく」ということです。

例えば、授業中に教室を飛び出してしまう子どもがいるとします。
いくら叱ってもやはり教室を飛び出しており、叱責はあまり効果がありません。
ここでまずは授業を飛び出す原因を考えていきます。

もしかすると、授業の見通しややるべきことが理解できていないことが原因かもしれません。
また、体が衝動的に動いてしまい、そのために教室から出てしまうためかもしれません。
直前の様子を観察すると、友達に嫌なことを言われて、それで感情のコントロールがつかなかったのかも。
休み時間からの気持ちの切り替えがなかなかできないのが原因かも。
授業内容が理解できず、手持無沙汰になったからかもしれません。

と、いろいろ原因を考えていきます。
そして、それが原因かを特定していきます。

すると、その子は自閉症スペクトラム障害の傾向が強く、授業の見通しが持てないために、どうしていいのかわからないから、教室を飛び出す傾向があるのだということが見えてきました。

となると、授業の見通しと、どうすればいいのかがわかれば教室から飛び出すことがぐっと減るはずです。

また、その子は言葉での説明が全く入らないということがわかってきました。

口頭での注意が効果なかったのも納得です。

そこで、上記の原因に対して、次のようなプランを立てます。

まず、黒板の横に授業の時間とするべき行動を紙で貼り付けておくこと。
休み時間が終わるころに、その子の目を見ながら、授業ではこういうことをするということを個別に声掛けをすること。
そして、授業が終わるまで机に座っていたら、シールを挙げて「できた」という感覚を具体的に持たすこと。

こういうプランを実行していった結果、その子は教室への飛び出しどころか、席を離れることすらなくなりました。

※上記はあくまで架空の事例です。

このように療育とは、問題行動の核となる原因を見定めて、治療プランを立てて実行することで、行動の改善を図るということを指すのです。

ここで大切なのは、何といっても問題行動の原因をしっかりと理解すること。
私は臨床心理士なので、行動療法的に見てしまうのですが、他にも医学的・脳機能的な面から原因を見たり、感覚統合の面から原因を推定する方法もあります。もちろん、心理面から分析をすることもあります。

繰り返しになりますが、原因を特定したうえで、その原因に合ったプランを立てて、改善を図っていくことが療育なのです。

以上、療育について簡単にお伝えしました。




↑漫画形式で書かれているので、初めての方はもちろん、お母さんや学校の先生でもとっくみやすい内容となっています。それなのに書かれている内容はプロもうなるほど専門的で実践的です。
最近読んだ中でおすすめの療育の本です。

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2017.03.13 Mon l 発達障害 l コメント (0) トラックバック (0) l top
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