【スポンサードリンク】
  



こんにちは。
先日、特別支援教育の講演会に行ってきました。
ということで今回は私なりに考えている特別支援教育の基本について書いてみたいと思います。

特別支援教育と言われて大分経っておりますので、耳にした方も多いと思います。
最初は発達障害(ADHDやLD、高機能自閉症など)の子供たちの支援ということで行われたものですが、昨今は大分意味合いも変わってきました。
それは、子供たち一人一人が学習や生活の面で困っているところを適切に支援していこうというものです。

そのためにどう工夫してどう改善していこうかという姿勢やスキルが特別支援教育であるといえます。


この特別支援教育をいかに有効なものにできるかは次のことが重要ではないかと私は思います。

それは、「子ども達が何ができて、何ができないのか、そしてなぜできないのかをしっかりと見定めること」です。つまり、この子がどういう子どもかをどれだけ客観的に見れるかが大切であるということです。

例えば、パニックを起こした子供が教室内に暴れているとします。
パニックを起こした場合の対処法として別室に連れて行き、冷静になってから教室に戻らせることができます(カームダウンと専門的に呼ばれます)。

さて、ここにパニックを起こした3人の児童A君とB君、C君がいます。
A君は急に予定が変更したため、どうしていいかわからないまま、先生から「早くして」と言われてパニックになりました。
B君は授業がつまらなくて、いろいろ周囲を歩き回っていたら先生から注意されて、カーッとなってパニックになりました。
C君は今日は機嫌が悪い状態で、些細な友達とのトラブルでカーッとなりイライラが爆発してしまいました。

簡単に分けましたが、それだけでもパニックを起こす原因はいろいろあります。
確かにカームダウンで落ち着かすことは可能ですが、パニックのもともとの原因を考えないと効果的な支援は望めません。

この場合のポイントですが
「この子はなぜパニックになったのか」
「パニックなるほど何が困っていたのか」
を見ていくことが大切です。

A君の場合では、先に何をすればいいのかを事前に伝えることが必要となります。
B君の場合は、何に興味を持っているのかを知り、授業中に可能な範囲であれば興味を持てる課題を提供していくことが一つの手になるかもしれません。
C君では日中の気持ちを整理していく術を学ばしていき、自分の感情を適切に表現していくことが求められるかもしれません。

そしてどうすれば具体的な支援につながるかは子どもが困っている瞬間を見極め、何で困っているのか、どうすれば困らないで済むのかを工夫・改善していく試みが求められます。
特別支援のヒントは本にたくさん書かれていますが、具体的な材料は日々の子どもを丁寧に観察して得た情報からしか得られません

それを丁寧に見ていくことが特別支援教育につながると思います。

この過程を抜きにして良い特別支援教育を行うことはできないと思います。
例えば、A君に必要な支援をB君にした場合、B君はより一層「してはいけない」と強制されたと感じ、窮屈さを感じるかもしれません。窮屈さはイライラを募らせ、パニックにつながります。

特別支援教育とは一人ひとりを丁寧に見て、その子に応じた手立てをいかに工夫していくことです。
そのためには一人ひとりの躓きや困り感をいかに正確に把握すること、アセスメントできるかがカギとなってきます。

関連記事
スポンサーサイト
2012.04.19 Thu l 発達障害 l コメント (0) トラックバック (0) l top
【スポンサードリンク】

コメント


 

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://counselornotubuyaki.blog.fc2.com/tb.php/54-2ce7b53c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
アンチエイジングの意味