こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
今回は人間関係でのマナーについて、選択理論の上質世界という概念を使ってお話したいと思います。
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上質世界とは、
「あなたが心に描いている願望」を指します。
あなたが良かったことやしてみたいこと、また快感を感じたことが、脳のある部分にしまわれているとグラッサー博士は提唱しています。
そのある部分が上質世界です。
なぜ上質世界かというと、「人生の質を上げられると思っているものが入っている世界」だからです。
ただ、この上質世界に入っているものは人によって異なります。
例えば、「好きな食べ物は何ですか?」と聴かれたとき、答えは人によって様々です。
若い男の子なら「焼肉」と答えるかもしれませんし、30代後半の人なら「しゃぶしゃぶ」と答えるかもしれません。
健康志向の人なら野菜やサラダ、魚を上げるでしょうし、健康に気にしない人ならジャンクフードを答えるかもしれません。
この答えには正解がありません。
つまり、人によって上質世界に入っているものは全く違うのです。
そこで、大切なことは、相手の上質世界と自分に入っているものは全く異なるという視点です。
そして、上質世界には相手と共有できる段階のものと、相手とは全く共有できないレベルのものがあるということです。
どこまで共有していいかを考えること。
そして、この人であればここまでなら共有できるという線引きを持っておくこと。
これはより良い人間関係を築くうえでとても大切なことです。
誰にでも自分の上質世界を好きなだけ語るというのは非常に危険な行為であるといえます。
なので、「この人にはここまでなら話せる」という線引きをしていく習慣を持つといいでしょう。
ちなみに、自分の上質世界にあるものを否定もせずにたくさん聞いてくれる人はどんな人だと思いますか?
それは「カウンセラー」です。
カウンセラーは上質世界をしっかりと聴いてくれます。
要するに何でもしゃべれます。
何でもしゃべることで、自分の上質世界がクリアになり、整理することができます。
また、すっきりします。
ただ、あなたの上質世界にあるものをすぐに否定してくる人に対しては打ち明けるべきではありません。
上質世界を否定されると、人は大いにメンタルを崩されてしまいます。
怒りや抑うつ感情が出てしまい、下手すると生活に支障が出てしまうことも少なくありません。
なので、自分の上質世界にあるものを話せる人は、しっかりと選んでいくということがとても大切なことなのです。
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