【スポンサードリンク】
  



心理カウンセラーの田中勝悟です。
私の病院では栄養療法を行っている珍しい心療内科です。
そのため、私の方でも栄養療法の知識が求められる場面が多々あり、栄養面からの精神疾患の理解についてもある程度知識はあります。

大抵の方はうつは性格やストレスから生じると考えています。
もちろん医師やカウンセラーでもそう考えていますし、書籍やネットでもそうした情報はたくさん見つかります。

なので、それはもちろん問題はないのですが、実はうつの大半が栄養面から生じるケースが多々あるという事実は知っておいた方が良いと思います。

私たちカウンセラーは「嫌なことがあって、それを考えているうちに何もできなくなった」という相談について対処することはできます。実際にストレスにさらされている、認知的な面や心理的・性格的なパターンが症状につながっている場合はカウンセリングで効果があるでしょう。

しかし、「急に気分が落ち込んで、それから嫌なことを考えてしまい、何もできなくなった」という相談についてはカウンセリングでは限界があります。特に具体的なストレスが見つからない、認知的・心理的な問題があまり見られないのにそうした症状を出す場合は、(一概には言えませんが)カウンセリングで良くなるのは難しいと思います。

カウンセラーや専門家で上記の違いがわからないのであれば、ぜひ知っていただきたいと思います。これは「カウンセリングでできる範囲・できない範囲」につながってくるため、知らないでカウンセリングをしていると大きなミスを招いてしまう場合が少なくありません。

私たちは思考と行為が良くない結果、生じた不快な症状であれば、思考と行為を変えていくことで改善していくことができます。これはカウンセリングで「できる」範囲です。

しかし、思考と行為は問題はないのに、またストレスも問題がないのに急に落ち込みや動悸、パニック、イライラなどが出てきた場合は、カウンセリングでは対処は難しいでしょう。なぜらな、脳の機能や体の状態が低下したり異常をきたしているために生じている可能性が考えられるからです。
(もちろん、これも厳密にははっきりとは言えません。丁寧な医師の診察やカウンセリングの結果、時間をかけてわかるものだからです。なので、初診で5分の診察で「うつ病の診断」とは本来はできるものではありません)

例えば、産後うつの原因の一つとして、出産と同時に大量の鉄分が失われることがあります。鉄分はセロトニンやドーパミンを作るための栄養素です。また胎児のために大量のタンパク質や栄養を与えており、当然お母さんの体は栄養不足の状態となっています。つまり、産後うつという「うつ」の原因が栄養不足である場合、また夫や姑が理解があり、本人の本来は性格や心理面で問題が見られない場合、カウンセリングで良くなる可能性は低いと思います。

また不登校で友人関係や家族、本人に全く問題が見られず、なのに急にうつ状態になり学校に行けなくなる事例があります。この場合は、私は内科への受診や詳細な検査を取ることを進めることがあります。また普段の食事や栄養面で気になることについて聞くことがあります。大抵は、身体の病気があったり、食生活がかなり乱れていたりしていることが多々あります。つまり、この場合は体の病気を治す、または食生活を改善するだけで元気に登校できる場合があります。

ただ何度も話している通り、心理的な面からうつが出たのか、それとも栄養面が原因かは簡単にはわかりにくいところがあります。そのため、できれば専門家(特に精神医学・栄養療法に詳しいカウンセラー)に相談して考えたほうがいいでしょう。

また栄養療法は保険がきかないため、結構なお金がかかります(血液検査だけで3万くらい)。しかし、3年以上心療内科やカウンセリングを受けても改善が見られない、もしくは悪化しつつあるのであれば、ぜひ栄養療法という視点は持っておいて損はないと思います。劇的な変化が見られた方もおられますし、何よりも薬と違って副作用のリスクがなく安全にやめられるという点です。

↓の本の著者は栄養療法(分子整合栄養医学)の世界的権威であるホッファー博士に直接学んでいます。栄養療法についてかなり明確にわかりやすく書いています。非常に勉強になります。





↓をクリックしていただけると大変うれしいです。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 精神科・心療内科へ
にほんブログ村
2013.03.20 Wed l 心と栄養 l コメント (2) トラックバック (0) l top
心理カウンセラーの田中勝悟です。

以前の記事で書きましたが、分子栄養学にはまっています。
もともとグラッサーが分子栄養学の影響を受けていたこともあり、選択理論の講座でも教わることが多く、分子栄養学と選択理論は切っても切れない関係です。

分子栄養学の父、ホッファー博士によれば統合失調症はナイアシン(以前はビタミンB3と呼ばれていました)を摂取することで治癒が可能と話しています。しかも寛解ではなく完全な治癒です。
参照:ナイアシン

「え?」と驚く方も多いでしょうが、ホッファー博士はその理由をしっかりと説明しています。

まず、アドレナリンと言う神経伝達物質は皆さん聞いたことがあると思います。
アドレナリンとは人がストレス状態にさらされた時に、そのストレスに対処するために放出されます。そして、「闘争―逃走」のホルモンともと呼ばれており、身を守ったり、攻撃するための反応を全身の器官に引き起こします。

参照:アドレナリン

アドレナリンが過剰に分泌されると体内で処理ができななり、やがて酸化し「アドレノクロム」という物質に変化します。アドレノクロムは麻薬物質(メスカリン)と同様の症状を引き起こし、アドレノクロムの作用により「妄想・幻聴」と言った統合失調症と同様の症状が起こるというのがホッファー博士の説明です。

アドレナリンはストレス状況で放出される物質なので、統合失調症の患者さんがストレスで症状が悪化するのは十分納得できる説明だと思います。

そして、ナイアシンはアドレナリンの酸化を防ぐ作用があります
アドレナリンの酸化を防ぐことで、アドレノクロムが発生しなくなり、結果として統合失調症の症状が消失していきます。

これが統合失調症の患者がナイアシンによって治療できると言われる説明です。

ちなみにナイアシンは成人で一日15mgですが、患者さんによっては60gも摂取することで初めて症状が消失した事例もあります。しかし、ナイアシンは天然の成分なので、薬と違い、取り過ぎによる副作用は見られないそうです。

このホッファー博士の分子栄養学の理論によれば、統合失調症を発症する人は遺伝的にアドレナリンの抗酸化作用が体質的に少ないのか、もしくはアドレナリンを過剰分泌しやすい体質ではないのかという仮説を立てることもできます。
(あくまで私個人の仮説ですが)

もちろん、「このやり方が絶対正しい」という分けではないですし、病院のお薬で上手に症状と付き合っている人もおられます。ただ、こうした情報があることを知ることは、治療の選択肢を増やすことにつながり、とても重要なことではないかと思います。
興味がある方は栄養療法専門の病院に行かれることをお勧めします。

↓ホッファー博士の本です。今までの統合失調症の考えが一新されます。




↓クリックしていただけると、とてもうれしいです。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 精神科・心療内科へ
にほんブログ村
2013.03.02 Sat l 心と栄養 l コメント (0) トラックバック (0) l top
【スポンサードリンク】

アンチエイジングの意味